会話のなかで「この話、まだ終わらないのかな……」と思ったり、あるいは相手にそう思われているかも、とモヤモヤした経験は誰もがあるのではないか。
有名予備校で人気講師として活躍していた経歴を持つ犬塚壮志氏は、新著『人気NO.1予備校講師が実践! 「また会いたい」と思われる話し方』の中で、聞き手に「もっと話を聞きたい」と思わせるには、ある心理学を用いたコツがあるという。
※本稿は、犬塚壮志(著)『人気NO.1予備校講師が実践! 「また会いたい」と思われる話し方』(朝日新聞出版)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
一度は経験のある「この話、早く終わってほしい…」
「長いな〜。この人の話、いつまで続くんだろ……」
「この話、まだ終わらないのかな……」
人の話を聴いていて、このようなことを思ったことはないでしょうか?「この話、早く終わってほしい」と、相手からの情報を遮断したいと思う感情を抱いた経験は一度や二度ではないと思います。
一方で、例えば、テレビドラマを観ていて、「さあ、これからいよいよ真実が明かされそうだ」というところでエンディングテーマとスタッフ名のスクロール流れ、
「えっ、ここで終わっちゃうの?もっと観たかったのに〜!」
「この続きが気になる!」
このように、いいところで終わってしまうテレビドラマにヤキモキした経験はないでしょうか。 この2つの違いはなんでしょうか?
実は、ここには前者にはい、後者にある仕掛けが施されているのです。その仕掛けを自分が話すときに利用することで、相手にあなたの話を「続きをもっと聞きたい!」と思わせることも可能なのです。
それでは、その仕掛けとは具体的にどんなものでしょうか。