連日の同僚とのランチで体に異変が…「お一人さま」を選んだ女性が手に入れた“快適”
2021年04月27日 公開 2024年12月16日 更新
育児をしながら働いていると心休まる時間をなかなか持てない。その中でも昼休みは数少ないまとまった貴重な休憩時間である。しかし無理をして同僚とのランチに使っていないだろうか。noteで人気のエッセイスト・みくりや佐代子氏は実体験から発見した、人付き合いで無理をしないための便利な基準を明かしてくれた。
※本稿はみくりや佐代子著『働く女の「しないこと」リスト』(インプレス)より一部抜粋・編集したものです。
ランチで信頼関係を培うのは難しい
仕事中に同僚から「一緒にランチしよう」と誘われたことはありませんか? お財布片手にオフィスを飛び出して美味しいと評判のあのお店へ!……とウキウキしたところで、聞こえてくるのはこんな話ばかりです。
A「◯◯さんの仕事のやり方がおかしいんだよね」
B「分かる~!あの人っていつもそう!だからミスが多いんだよ」
A「ところで知ってる?◯◯さんって◯◯さんと仲が悪いんだって!」
B「そうなの?だからあのプロジェクト外されたんだね~」
A「そういえばあの人、家庭でもこんなことがあったらしいよ」
B「え~あの人の奥さんってそういうタイプなんだ~」
この会話の名前、知ってますか?「不毛」です。不毛の2文字。そう、同僚とのランチや女子会では会社の愚痴と同僚の噂話がメインディッシュ。食事そっちのけで他人のあれやこれやを話す時間になってしまうんです。
また、そのような「不毛」を「社員間コミュニケーション」と捉えている人もいます。ただよくよく考えてみてほしいことが……。そのコミュニケーション、ちゃんと信頼関係が培われているでしょうか。
むしろ「私も居ないところで悪く言われているかも……」と不信感が募ってしまいませんか?不信感のある人との仕事、本当に円滑に進みますか?
同僚とランチよりも一人で弁当
同僚とのランチにほとほと疲れた私は、ある時「これからは昼食は必ず一人で食べる!」と決めました。お昼休憩は言葉どおり「休憩」です。仕事から意識を離し、体に休息を与える時間。会社の愚痴やそこにいない人の悪口はあなたの体を回復させるでしょうか。心の栄養になるでしょうか。
答えは、ノー!休憩時間はとにかく「仕事から意識を切り離すこと」を心掛けましょう。お昼休憩に仕事から意識を切り離す訓練をしておけば、いざ仕事に戻る時も意識のスイッチングが上手にできるようになります。
もちろん「同僚とランチに行くのは好きだしやめようとは思わない」という人もいるでしょう。それはそれでとっても良いことなので、そういう人は週に1日だけランチタイムの他の過ごし方を見つけてみるのもアリ!
例えば「毎週水曜日はお一人さまデー」と設定し、それを周りに公開してしまうのもいいと思います。最初は周囲を戸惑わせてしまっても、二、三度続ければ意外と浸透するでしょう。