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月曜午前ですべては決まる! 朝のスタートダッシュが上手な人の「8つの習慣」

石川和男(時間管理コンサルタント)

2022年05月15日 公開 2024年12月16日 更新

休日気分を引きずったまま月曜日を迎えてしまい、なんだか1週間ずっとだらだら過ごしてしまった――そんな経験はないだろうか。1週間を生産性高く過ごすためには、月曜の朝の過ごし方が重要だと、時間管理コンサルタントの石川和男氏は言う。

週初めのスタートダッシュで、1週間のリズムに乗るコツを、『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』の著作のある同氏にうかがった。

※本稿は、『THE21』2022年3月号特集「【シーン別】仕事が速い人は、『これ』しかやらない」より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

1. 明るく、元気な曲で起きる

皆さんは、月曜日の朝、気持ちよく起きられていますか?目が覚めると、「寒いなあ、布団から出たくないなあ」「今日からまた1週間仕事か」と、ネガティブなことを考えながら1週間がスタートするという人も多いのではないかと思います。しかし、これは実にもったいないことです。

ネガティブな感情は、生産性を約30%低下させ、ミスを10~20%ほど増加させると言います。すっきり目覚め、ポジティブな気持ちで1日をスタートすることは、仕事の生産性を高めるためにも大事なことなのです。ここでは、そんなスタートダッシュを決めるために、月曜の朝にお勧めしたい習慣を8つ紹介します。

朝、ネガティブな気持ちになりやすい原因の1つが夢です。夢というのは、7割が悪い内容だという説があります。何となく不安な気持ちで目覚めたときは、覚えていなくても悪い夢を見ていた可能性があります。

悪い夢を見ていたことを覚えていれば、「夢でよかった」と嫌な気分を払拭することもできますが、覚えていないと逆にそれができません。そこでお勧めしたい習慣の1つ目が、明るく元気な曲をアラームにして目覚めること。寝起きの漠然とした不安を打ち消し、感情をポジティブに塗り替えましょう。

ポイントは、「好きな曲」ではなく「明るく、前向きな気持ちになれる曲」を選ぶこと。クラシックやバラードよりも、アップテンポの曲や、アクション映画のテーマ曲などがお勧めです。

月曜に限らず、毎朝楽しい気持ちで起き上がれるようにするといいでしょう。また、夢の内容はコントロールできませんが、夜は少しでもいいので、嬉しかったことや楽しかったことを思い浮かべてから眠ると、悪い夢を見にくくなるかもしれません。

 

2. 目が覚めたら5秒でふとんから出る

2つ目の習慣は「5秒ルール」です。人は5秒経つと、やらない言い訳を考え始めると言います。

目が覚めてから、横になったまま「寒いなあ」「眠いなあ」「今日のプレゼン、やりたくないなあ」と考え始めると、どんどん起き上がるのが億劫になってしまいます。

目が覚めたら、起き上がるのが面倒になる前に、「1、2、3、GO!」で立ち上がりましょう。とりあえずふとんから出て、リビングに向かいながら、「今日は寒いなあ」「今日はあの仕事をやらなくちゃ」と考えればいいのです。

一度始めてしまったことは、今後は止めるのが面倒になるもの。考えるより先に身体を動かしてしまいましょう。

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3. 朝はニュースよりもお笑いや映画を見る

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