佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年12月19日 公開
《全国にその名を轟かせる「名古屋おもてなし武将隊」。名古屋城に詰め、観光客をもてなす武将と足軽の10人組である。2009年11月、名古屋開府400年のPR大使として名古屋にゆかりの6人の武将と4人の足軽で名古屋おもてなし武将隊が結成、すでに10年以上にわたり活躍を続けている。
そのうちの一人、前田慶次氏は名古屋城検定に検定過去最高点で合格し同検定の名誉顧問を務め、日本城郭検定にも合格するなど歴史への造詣も深い。
前田慶次氏が自身のYouTubeチャンネル「前田慶次5分で戦国時代チャンネル」にてNHK大河ドラマ『麒麟がくる』を徹底解説している。本稿ではその一部を紹介する》
※本稿はYouTubeチャンネル「前田慶次5分で戦国時代チャンネル」にて配信された内容を再構成したものです。
大河ドラマ『麒麟がくる』、此度の第36回「訣別(けつべつ)」の放送は、誰が誰を訣別するのか、そこが視聴者の注目を集めた。答えは足利義昭との訣別。
今までは将軍足利義昭を皆が担ぎ上げてきたが、義昭の変化に身近の人間を含め皆離れていった。信長が先んじていたが、主人公・光秀、オリジナルキャラクターの重要人物・駒も決意する。
また、信長が義昭に送った白鳥の意味には深い意味があった。
光秀は、帝に拝謁(はいえつ)するべく内裏に参陣。その際、三条西家の側近に扮し、慣れない「狩衣」と「立烏帽子」姿だった。
『麒麟がくる』恒例である光秀の“仮装”は楽しめただろうか?狩衣は公家の普段装束で、武家は袖に腕を通すことが殆ど無い。故に着慣れない様子が見てとれた。
注目すべき演出は、光秀が清涼殿に足を踏み入れなかった点。清涼殿とは内裏の中にある建物の一つで、帝の御殿。一部の人間しか足を踏み入れることができない聖地だ。殿上人(てんじょうびと)など、帝に認められた人間に加え、一定の官位(位)を持つ人間のみ入城できる。
光秀は当時官位が無い上に、認めて頂いてない時分。そのため、会えない立場ということで、外で待つ演出となった。とは言え、帝が光秀を知っている、認識しておられるというだけで、当時の武家として見事な働きであるのは間違いない。
この時、三条西実澄が光秀のことを和歌で「庭で待つ鳥」と表現した。流石は風流人、古今伝授を授かった当代一の歌人であることを見せつけている。ドラマ内で大事となっていく「光秀=鳥」という表現は、後に解説する。
柴田勝家、佐久間信盛、木下藤吉郎秀吉、明智光秀という、この後に織田家の重役となる顔ぶれが揃う場面があった。
これは、歴史好きにとって熱いワンシーンだったのではないか。
主君・信長を除いた重臣達の本音を初めて聞くことができた場面であり、秀吉が酔ったふりをして上官が何を思っているのかを見定めるという、“人たらし”らしい一面も見られた。
秀吉の台詞には驚き申した。姉川の戦いの直後、徳川家康が光秀に話した台詞と同じであった。
「公方様はああ見えて油断ならぬ(食えぬ)お方じゃ」
後の天下人二人の意見が一致するというのは、実に面白い演出だった。それには気づけなかった光秀。信長も然り、天下人は“人を見る目”も違う次元にあるようだ。
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2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
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商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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