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第19回は徳島県! 今村翔吾〔戦国武将×47都道府県〕連作読切小説

2021年02月08日 公開
2023年01月01日 更新

『歴史街道』編集部

今村翔吾 徳島県の戦国武将とは

あまたいる戦国武将のなかから、各都道府県で一人ずつを選び、短編小説に――。

くじ引きの結果、第19回は、どこの県の誰なのか。

執筆者は、「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」シリーズが人気で、『童の神』が直木賞にノミネート、『八本目の槍』も「週刊朝日」の歴史・時代小説ベスト10で第1位を獲得、『じんかん』が山田風太郎賞を受賞するなど、いま最も勢いのある若手歴史小説家・今村翔吾先生です。

この動画は、第19回のくじ引きを撮影したものです。
 

くじ引きの結果、連載第19回は……徳島県!

徳島県は、かつての阿波国にあたります。

阿波国は、鎌倉時代から南北朝時代にかけては阿波小笠原氏、室町時代には細川氏が守護として治めていました。

戦国時代に入ると、阿波小笠原氏の流れをくむ三好氏が力を持ちますが、天正三年(1575)に土佐の長宗我部元親の侵攻を受け、阿波国は支配されます。さらに元親は、讃岐、伊予へと勢力を広げていきます。当初、元親は、織田信長とともに、四国平定を目指しますが、次第に両者の関係は悪化。

信長による四国攻めは、本能寺の変で行なわれませんでしたが、羽柴秀吉の手で四国は平定され、元親は土佐一国のみを安堵されます。

阿波国には、秀吉を若き日より支えていた、蜂須賀正勝、次いで子の家政が治めることとなりました。

その後、家政は家督を子の至鎮に譲りますが、至鎮が元和六年(1620)に病死。

そこで後を継いだのが至鎮の子、忠英でした。忠英は10歳の幼子であったため、祖父である家政が後見を務めることに……。

忠英が後を継いで7年。成長した忠英に手を焼く、祖父家政を描いた連載第19回は、2月5日(金)発売の「歴史街道」3月号に掲載です。お楽しみに!

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