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病気を経て気づかされた「体調管理」の重要性

2015年09月15日 公開

大橋未歩(テレビ東京アナウンサー)

「身体の声」を聞くことで、無理なく充実した生活を送っています

4月からスタートしたテレビ東京の朝の情報番組『チャージ 730!』。MCを担当するのは、人気アナウンサーの大橋未歩さんだ。2年前に、34歳の若さにして軽度の脳梗塞を患い、療養ののちに復帰したが、その経験によって仕事に対する取り組み方や人生観も変わったという。スポーツキャスターやバラエティー番組の経験は豊富ながら、報道は初めてという大橋さんに、新しい挑戦への意気込みと、今どのように体調を気遣っているのか、インタビューした。<取材・構成=前田はるみ 写真撮影=永井 浩>

 

朝3時半起床の朝型生活を実践

四月から始まった『チャージ 730!』。出勤前に知っておきたいニュースがコンパクトにまとめられた、テレビ東京初の本格的な朝の情報番組である。MCを担当する同局アナウンサーの大橋未歩さんに、まずは番組の見どころと、始めてみての感想をうかがった。

「『チャージ730!』では、硬いニュースだけでなく、たとえば『コンビニでこんな新商品が発売された』など、社会のトレンドやお得な情報も取り上げています。毎日見ていただくことで、生活に密着した消費経済の流れが自然と理解できるような番組になっていると思います。

実は、私にとって朝番組も初めてなら、帯番組も初めてで、 すべてが初めてづくし。 正直言って時事には疎かったため、最初のうちは毎日更新されていくニュースについていくのに必死でした。

最近は、ようやく自分自身でもニュースや社会の流れがつかめるようになってきました」

朝の番組を担当するようになって、生活パターンも朝型へと大きく変わったという。

「平日の朝は3時半に起きます。4時半には会社に着いて、メイクなどの準備のあと、5時半には報道フロアに向かいます。番組開始までのおよそ2時間で、その日に取り上げるニュースにざっと目を通し、ゲストの方にお話を聞くニュースに関しては、内容を掘り下げる作業をします。

前日から準備ができるわけではないので、その日の朝の限られた時間の過ごし方が重要です。ただ、その日初めて知ったという状態では、内容を完全に理解できないことも。普段からアンテナを張っておくことも必要だと感じています。

それまでとは生活パターンが逆になるため、始まる前は不安もありました。ただ、幸いなことに、初回から前日は夜の9時には眠りにつくことができ、それ以来、毎日しっかりと6時間睡眠が取れています。

周りの人にはよく『朝が早くて大変だね』と言われますが、朝型の生活リズムに慣れれば、昼の時間をたっぷり使うことができるので、むしろ充実した毎日を送ることができています」

 

身体は消耗品!無理をしないのが大事

朝型の生活にはすっかり慣れたそうだが、毎日が生放送という緊張感から、疲れることもあるはず。どのように体調管理をして、本番に備えているのだろうか。

「無理をしないことが、いちばん大事だと思います。以前は、疲れを感じても、気合いで乗り越えられると思っていましたし、実際にそうしてきました。

仕事があるときは絶対に風邪をひかず、休日に合わせて風邪をひくのは私の〝得意技〟でもあったんです。若いうちは、体力的にも無理が利いてしまいますし。だからといって、『自分の身体は強い』と過信しすぎてはいけないと、今は思っています。

2年前に軽度の脳梗塞を患い、治療と療養のため8カ月間休養しました。そのときに痛切に感じたのは、『身体も消耗品』だということです。
日中は仕事に励み、夜は飲み会などのつきあいも大切にするのが以前の理想でしたが、今はハードワークは美徳ではなく、身体の声に耳を傾けることが大事だと思うようになりました。

ですから、『疲れたな』と感じたら、『休めのサイン』と思って、無理をせずに体調を気遣うようにしています」

以前は、疲れを癒すためにマッサージに通っていたが、最近は、疲れを感じるからこそ、あえて運動するようにしているという。

「疲れるということは、筋肉が動いていない、もしくは血流が滞っているということだと思います。血が滞れば、体の細部にまで栄養を運ぶことができず、すべてに不調を来してしまいます。

血液を流すためにも、時間があればプールで泳ぐなど運動をしたり、街を歩いて身体を動かしたりしています。マッサージは一時的に疲れを解消してくれますが、根本的な解決にはなりません。
やはり運動をすることで疲れにくい身体を作ることが大切ではないかと思います」

療養を機に、食生活も大きく見直したそうだ。午後の自由時間が増えたことから、夕食を自炊する機会も増えたという。

「自炊するときは、なるべく品目を多くして栄養のバランスを考えたり、食品添加物を気にしたり、ビタミンを多く含む食品を選んだりしています。食べるものが今の自分の身体を作っていると考えれば、口にするものにもっと意識を向ける必要があると思うようになりました。この点、以前は認識が甘かったと自分でも思いますね。

食事からも、日々の体調の変化を感じるようにしています。たとえば、フルーツを食べて普段よりも苦く感じるときは、身体が疲れているのかな、と思ったり。

また、スーパーで買い物をしていて、すごく食べたいと思うものは、身体が欲しているものだと思うんです。たとえば、『今日はお肉が食べたいな』と思ったら、焼き肉にするとか。
食べ過ぎはよくありませんが、我慢するのはもっとよくありません。身体の声に耳を傾けて、身体が欲することにちゃんと応えてあげるよう心がけています」

病気後は仕事以外の充実も考えるように >

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著者紹介

大橋未歩(おおはし・みほ)

テレビ東京アナウンサー

1978年、兵庫県神戸市生まれ。上智大学法学部卒業後、㈱テレビ東京に入社。オリンピックや世界卓球などのスポーツ番組を主に担当しながら、『やりすぎコージー』『極嬢ヂカラ』『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』など、バラエティー番組も多数担当。2015年4月より『チャージ730!』メインMCに。

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