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アイデアを”もっとラクに”生み出す6つの方法(前編)

2015年09月28日 公開

「才能」ではなく「方法」の問題

優れたアイデアを生み出すには、優れた才能が必要だ――そのように考えている人もいるのではないだろうか。だが、決してそんなことはない。アイデアの種は、誰の中にも眠っている。ただ、その種を「発見」し、実現可能なものへと「育てる」には、ちょっとしたコツが必要になってくる。その意味では、アイデアは「方法」の問題なのだ。
では、うんうんと苦しまずにアイデアを生み出すには、いったいどんな方法があるのだろうか。
その答えとして、この記事では、6つのメソッドを紹介しよう。これらは、アイデアの創発によって創造的でイノベーティブな社会の実現を目指すNPO法人・アイデア創発コミュニティ推進機構がお勧めするやり方。あなたも、その道のプロが実際に使っている方法を学んでみてはいかがだろうか。

 

1「着想のトリガー」がONになる
『智慧カード』

「創造工学」の研究者・石井力重氏が開発したカードツール。旧ソ連海軍の特許審議官が40万件の特許情報を分析して作り上げた「TRIZ(トゥリーズ)」という技術開発理論をベースにしている。

『智慧カード』は、40枚のカードから構成されていて、各カードには「分けよ」「2つをあわせよ」といったシンプルなメッセージとともにイラストが描かれている。このカードをめくって、そこに書かれた言葉と絵をヒントに考えることで、自分やチームが抱える課題を解決するアイデアを引き出す、というものだ。

たとえば、「分けよ」というメッセージは、「対象をもっと細かく分割した構造にできないか?」「組み立てや分解が容易になるように、分割されたパーツで構成できないか?」「もとから分かれているなら、さらに分割できないか?」といった問題解決の方法につながる。

このメッセージを課題に当てはめていくと、たとえば、「カミソリの刃をもっと多くの枚数にしたらどうだろう?」「一行ずつばらして使えるゴム印を作れないだろうか」といった具体的なアイデアが自然と引き出されてくる。製品の開発に関して以外にも、「大人数の会議ではなく、小さなグループで分科会をやってはどうか」「サービス内容をモジュール化してカスタマイズできるようにしたら、より高付加価値になるのでは」などというように、仕事の進め方や新しい利益モデルなどについても、有用なアイデアを生み出すことが可能だ。一人で発想したいとき、新しい切り口のアイデアがほしいときなどに、特に有効なツールといえるだろう。

一人で発想するときは、1枚のカードにつき10秒程度思いを巡らせてみる。そのうち「何か思いつきそう」という感覚(着想のトリガー)が見つかれば、さらに時間をかけて考えてみる

 

カードの意味や使い方、具体的な発想事例も載ったマニュアル付きで、すぐに取り組める

企画 アイデアプラント
http://ideaplant.jp/
制作/販売 (株)マグネットデザイン

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