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「男の身だしなみ」入門 第2回 スーツ・上着編

2015年11月04日 公開

日野江都子(国際イメージコンサルタント)

スーツの決め手は全体のシルエット!

ビジネスの評価を高める装い方を学ぶ、本連載。第2弾はスーツの上着編。スーツの主役ともいえる上着、着こなしの鍵は「肩」にあった! では、具体的にどう着こなせばいいのだろうか?

 

スーツのポケットは鞄ではない

 着ていることで、正式さを表現することのできるアイテム、それがスーツの上着。ビジネスシーンは当然ながら、一流レストランでも、ジャケット着用が必須なのは誰もが知ることでしょう。人を見分けるツールでもあります。

 さて、そんな正式な場の必須アイテムであるスーツを選ぶ際のポイントは「肩をキメル」こと。頼もしい肩は背中で語る男を演出します。しかし、実際はスーツもまた、シャツ同様に大きいものを選びがち。当然、肩がずり下がり、「垂れ下がったように」見えます。結果写真1のように背中に不自然なシワができてしまうのです。

写真左・NG例:上着の着丈が長くなれば、全体的に背を小さく、脚を短く見せてしまう。また、野暮ったい印象も与えてしまうので注意。一方で、襟の付け根にできるシワは、肩のラインやシルエットが合っていない証拠。

写真右・OK例:腕を下ろしたとき、スーツの肩から袖が一直線に伸びている。これは上着が肩にきちんと「乗って」いる状態。ジャストサイズであれば、肩から背中にかけてシワがなく、腰回りもスッキリする。

 また、内ポケットにたくさん物を入れるために大きいサイズを選ぶ方がいるようですが、上着はバッグではありません!「持っていて安心な物」と「携帯必須な物」は分けて考えましょう。荷物が多いと、仕事ができない人=物事を選べない人と見なされます。それに、ポケットにたくさんものを入れた上着は早々に傷んでしまいます。

 一方、正しい着方は写真2のように肩にきちんと「乗って」います。身体とスーツの間に適度な隙間と、空気が通る感覚を確認できるでしょう。キツすぎず、かといって余計なゆとりもなく、心地良い緊張感に包まれて背筋が自然と伸びるのです。

 仕事の成果を上げるスーツ選びをするのに、フルオーダーは必須ではありません。鍵は自分のサイズとシルエットに合ったものを手に入れること。自身の体型に一番近い既製品を選び、丈、身幅、着ジワをしっかり直す。これが値段・時間的に効率的な男の身だしなみなのです。

 

松屋銀座スタッフの〝買い方”ワンポイントアドバイス

スーツを買う際、以下のようにしていただければ、納得のいく買い物ができるのではないかと思います。

1 普段お召しのスーツを確認するため、会社の帰りに買いに来ていただく

2 サイズのきちんと合ったシャツを着て来ていただく

3 スーツを買う前に正しいサイズのシャツを購入する

4 既製のスーツがぴったり当てはまる人はいないので、上着の袖丈は必要に応じて修理する

 

(『THE21』7月号より)

 

写真撮影:まるやゆういち



著者紹介

日野江都子(ひの・えつこ)

国際イメージコンサルタント

米国ニューヨーク在住。1994年より日米にて活躍、国際的イメージコンサルタントの第一人者として20余年のキャリアを持つ。2004年、Real Cosmopolitan Inc.(株式会社リアル コスモポリタン)設立。NY・東京の二大拠点を持ち、企業・人・ブランドの価値を高める、国際基準の戦略的イメージブランディングとマネジメント、企業トップエグゼクティブや政治家のメディア対応イメージ・コンサルティングで高い評価を得ている。
AICI(国際イメージコンサルタント協会)ニューヨーク支部ボードメンバー。
著書に『NY流 魅せる外見のルール』(秀和システム)、『仕事力をアップする身だしなみ 40のルール』(日本経済新聞出版社)他、執筆多数。
www.thelookbest.com

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