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転職で成功する人vs.失敗する人

2016年04月25日 公開

城繁幸(人事コンサルタント)

40代の転職はどこで差がつくのか?

「今の会社で、このまま働き続けていていいのだろうか」。そんな疑問を抱いたとき、40代は、転職によって新たな世界に一歩を踏み出せるラストチャンスであるといえる。ただし当然ながら40代の転職は、成功者と失敗者とで大きく明暗が分かれる。その分かれ目はどこにあるのか。人事コンサルタントの城繁幸氏が語る。

 

四十代、転職市場のリアルとは?

「35歳転職上限説」という言葉があるように、これまでは40代どころか、三十代後半以降の転職希望者に対しても、企業は冷たい態度を取り続けてきた。人事コンサルタントの城繁幸氏は、「大手企業に限ってみると、今もその状況にさほど大きな変化はない」と語る。ただし外資系やベンチャー、先進的な中小企業についてなら、「話はまったく違ってくる」という。

「35歳以上になると、急に転職が難しくなる理由は簡単です。とくに大手企業に多い年功序列の賃金制度では、ある一定の年齢を超えると、ほとんどの人が実際の働きぶりに比べて高い賃金をもらうようになります。企業がそんな高コスト社員をわざわざ中途で採ろうとしないのは当然のことです。しかし、年功序列制度を導入していない企業なら、何歳であろうが、仕事ができれば関係ありません。

 2000年代、40代の転職市場は成功3割、失敗7割という感じでした。しかし、この5年間ぐらいで、確率は半々へと変わってきている印象です。大手に勤める40代社員がヘッドハンティングをされて外資系やベンチャー企業、中小企業に移るケースが目に見えて増加しているといいますが、経験が豊富で即戦力として働いてもらえる40代と、こうした企業のニーズがうまくマッチしているのがその一因でしょう。

 また40代社員にとっても、今の会社に居続けても面白い仕事ができそうにないし、昔ほど給料も上がらないということで、『それなら別の環境で、挑戦してみたい』という人が増えてきたということもあるでしょう」

 読者の中には、ヘッドハンティングされる40代が増えているといっても、それはごく一部のエリートを対象としたもので、「自分には関係ない」と思う人もいるかもしれない。

「そんなことはないですよ。最近では、あるポストを担える適任者が社内にいないときには、ヘッドハンティングによって人材を調達することが、活発に行なわれるようになっています。ニーズとマッチすれば、前の会社でそれほど突出した実績を挙げているわけではない人でも声をかけられることがあります。いわゆる『普通のサラリーマン』にとっても、無縁なことではないのです」

明暗を分けるのは「幅のある専門性」 >

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著者紹介

城 繁幸(じょう・しげゆき)

人事コンサルタント

1973年山口県生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通に入社。2004年に独立。人事コンサルティング「Joe's Labo」代表取締役を務める。雇用問題のスペシャリストとして、「若者の視点」を取り入れた独自の主張を展開。著書に『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)、『7割は課長にさえなれません』(PHP新書)など。

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