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「間違いだらけの食習慣」を見直し、若く健康な身体を手に入れよう



2016年07月14日 公開

南雲吉則(ナグモクリニック総院長)

第一線で活躍し続ける医師が実践している体調管理法とは?

 乳がん治療の最前線に立ちながら、病院の運営、後進の育成、講演、執筆などと多忙な日々を送る南雲吉則氏。60歳にはとても見えない外見を保ち、精力的に働き続ける体力の源には、どんな生活習慣があるのか?

 

「白モノ5品目」と依存性のあるモノを避ける

 30年の長きにわたって乳がん専門医として活躍してきた南雲吉則氏。その実績はもちろんだが、60歳とは思えない若々しさと強靭な体力にも驚かされる。その健康を支えるのは「良い生活習慣を徹底的に実践していることだ」と語る南雲氏は、悪い生活習慣が世の中に蔓延していることに強く警鐘を鳴らす。

「この30年で、がんになる人の数は2倍に増えました。私の専門である乳がんは、なんと3倍。糖尿病、心筋梗塞、脳卒中や、うつ病などの心の病も増加傾向にあります。私たち医師は、これまで病気の早期発見と最新の治療こそが大事だと提唱してきましたが、それだけでは足りないのです。原因となる生活習慣の改善をもっと呼びかけていかなくてはいけなかったのだと、反省を込めて痛感しています」

 病気の原因として最も大きな影響がある生活習慣が、毎日の「食」の習慣だ。

「最も危険なのは糖質。中でも精製された糖質です。がん細胞が栄養にするのは糖だけですから、糖質を摂ることが、がんの発生や進行の引き金になるのです。がんだけでなく、糖尿病の元凶になるのはもちろん、血管を老化させて脳卒中や心筋梗塞も引き起こします。

 それにもかかわらず、白米、パン、麺、砂糖と小麦粉で作った菓子、ジャガイモの『白モノ5品目』を好む人は多いですね。もっと危険性を認識するべきです」

 依存性の高いモノにも注意が必要だと南雲氏は話す。

「食習慣で気をつけたい依存性の高いモノは、まずはやはりアルコールです。飲酒量を制限するのは難しいので、『1次会、2時間以内、夜10時まで』とする。長々と時間をかけずに、早く切り上げることが依存を防ぐコツです。

 また、カフェインも依存しやすいので注意しましょう。コーヒーを飲んで覚醒するのは、興奮性の神経伝達物質による一時的な効果にすぎません。すぐに倦怠感が戻ってくるので、『もう1杯、もう1杯』と、知らず知らずのうちに量が増えてしまっている人が多い。1日5杯以上飲んでいる人は、すぐにやめてほしいですね。『コーヒーは朝に1杯だけ』と決めたほうが安全です」

 知らない間に依存するモノと言えば、化学調味料も危険だ。スナック菓子に使われる化学調味料には神経を興奮させる作用があるという。

「この刺激に慣れると、化学調味料が使われていない食べ物を食べられなくなるのが怖いところです。スナック菓子を食事代わりにしたり、1回で1袋を食べきって袋の底に残った粉まで指に取ってなめたりしているとしたら、完全に依存状態です」

 

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著者紹介

南雲吉則(なぐも・よしのり)

ナグモクリニック総院長

1955年、東京都生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。東京女子医科大学形成外科、癌研究会附属病院外科、東京慈恵会医科大学第一外科乳腺外来医長を経て、ナグモクリニックを開業。東京慈恵会医科大学をはじめ、数々の大学で教壇に立つ他、テレビ出演、セミナーなどでも活躍。近著に『なぜ、一流の人は「集中力」が1 日中続くのか?』(KADOKAWA)などがある。

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