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【今週の「気になる本」】『恋のツキ』

2017年08月04日 公開

新田章/講談社

土壇場で引き当てたツキを捨てられるか?

 

 最近のニュースサイトでやたら目につく不倫報道。「ゲス不倫」あたりから火が付いたのでしょうか、世は不倫祭りです。「魔が指しました」は、よく聞く言い訳ですが、あながち間違ってもいないでしょう。誰しも「間違っている」と理解しつつも、過ちを犯してしまうことは往々にしてあるもの。という訳で今回は、結婚を目前に控えた三十路の女性がピュアな高校生と浮気してしまう、キワどい恋愛漫画『恋のツキ』(講談社)をご紹介します。

 

 物語のヒロインは、30代を迎え、3年間同棲している彼氏・ふうくんとの結婚をなんとなく考える平ワコ。彼氏のわがままで自己中心的な一面に辟易しながらも、適齢期を理由に現実的に結婚を考える。一方で、理想の相手と愛し愛される関係に憧れるメルヘンチックな一面もあります。

 

 そんな中、ワコは理想の男の子であるユメアキ君と知り合います。ワコは、ユメアキ君の純粋さに惹かれていくのですが、ふうくんも捨てられず、浮気をしてしまいます。その後、ユメアキ君との関係は深みにハマってしまい、物語は思わぬ方向へ進んでいくのです(いや、予想どおりか)。

 

 よくある話と言えばその通りなのですが、ベタな話を通じて本書は、結婚直前の土壇場で、自分の理想の相手と出会ってしまったとしたら(恋のツキ=運が巡ってきたとしたら)あなたは本当に心動かずにいられるのか、というテーマを突きつけています。結婚した後も、こうした可能性を孕んでなくはないはないでしょう。

 

 新田さんは前作で、誰とでも寝てしまう女子高生と、その女の子に振り回される男子高生の残酷な恋愛物語『あそびあい』を描いています。人の弱さと愚かさを描くのがとてもお上手です。キレイごとばかりを並べた自己啓発書やスピリチュアル本に飽きたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

執筆:漫画担当(S/N)

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