佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2017年11月06日 公開
昔はそれこそ毎月のように買っていた「時刻表」ですが、最近はネットの発達もありとんとご無沙汰に。そんな矢先に飛び込んできたニュースがありました。
それが「JTB時刻表、50年ぶりに地図を改訂」。
時刻表の地図とは冒頭に載っている、地図上に路線と駅が配置されたあれです。売りは、
・ユニバーサルフォントを使うことで見やすく
・私鉄の駅まですべて網羅
ということだとか。
早速、買ってみることにしました。
ただ正直、時刻表の地図ってどんなものだったのか、というと、そこまで厳密には覚えていません。見ただけで違いがわかるのか……と懸念していたのですが、開いてみたら一目瞭然でした。
何というか、とにかく「歪んでいる」のです。
とくに北海道、普通の地図ではちょうど蛇口のように下(南)を向いている渡島半島が、思い切り左に向かって鎌首を持ち上げているのです。妙に凶暴に見えます。
また、九州や四国も「膨張」している感じです。これは、私鉄の駅まで全部入れることになったため、そうせざるを得なかったのでしょう。
確かに、地図としての美観は損なわれていると思います。
ただ、そもそもこれまで時刻表の地図は、「JR重視」「私鉄軽視」のものでした。JRというよりも国鉄時代の名残で、JRの線路は太く、私鉄の線路が細いというのがデフォルトで、私鉄に関しては駅も端折られていたわけです。
ですが実際には、私鉄だからJRより地位が低い、ということはないわけで、線路の幅だけ考えれば、むしろJRより広い私鉄もある(阪急とか京急とか)。
さらに近年は、新幹線ができたことでJRの並行在来線が私鉄化(第三セクター化)されたりと、私鉄とJRの区分もあいまいになりつつある。
ていうか、そもそもJRだってもはや私鉄なわけです。
つまり「鉄道に貴賎なし」ということ。
JTB時刻表の改訂は、そんな流れに沿ったもの……かもしれません。
個人的には、JRと私鉄の線の太さもまた、統一してもいいのではないかと思います。かなり地図のイメージが変わると思いますよ。
執筆:Y村
「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
「仲がいい企業と協力した」ことを示すコラボは、ブランドの新たな価値になる
商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
「仲がいい企業と協力した」ことを示すコラボは、ブランドの新たな価値になる
商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。