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司法試験のカリスマ・伊藤真が教える「成功する勉強法」

2018年03月06日 公開

伊藤 真(弁護士/伊藤塾塾長)

時間のない社会人のほうがむしろ勉強がはかどる!

自らも大学在学中に司法試験に合格した経験を持ち、経営する「伊藤塾」では司法試験短期合格者の輩出数全国トップクラスの実績。まさに資格試験のカリスマとして支持されているのが伊藤真氏だ。「伊藤塾」には働きながら難関資格を目指す社会人も多数通うが、伊藤氏は「時間的制約は、勉強においてむしろ有利になる」と話す。詳しくうかがった。《取材・構成=前田はるみ、写真撮影=長谷川博一》

 

社会人だからこそできる勉強法がある!

40代になると、管理職としての責務が加わり、勉強時間のやりくりが一層難しくなる。働きながら勉強するのは至難の業のように思えるが、「時間に制約があるほど勉強には有利」と話すのは、これまで数多くの司法試験合格者を輩出してきた「伊藤塾」塾長、伊藤真氏である。一体、どういうことだろうか。

「私が経営する資格試験の受験校でも、フルタイムで働き、残業もある中で勉強している人がたくさん合格しています。
勉強は、やることも大事ですが、やらないことを決めることも大事。今は本屋にもインターネットにも情報が溢れているので、真面目な人ほどあれもこれも手を出して、失敗するケースが多いのです。もし、最初から一日二時間と時間が限られていれば、その二時間で何をすべきかを考えなければなりません。本当にやるべきことだけに絞られるので、時間の制限は勉強にはプラスなのです」

 

勉強の目的はとことん深掘りすべき

目標を達成できる人とできない人は、「時間の制限」だけでなく、「目標設定」にも大きな違いがあるという。誰しも目標を意識して勉強に望んでいるだろうが、「キャリアアップのため」や「転職に有利だから」といった理由ではそもそも不十分、と伊藤氏は指摘する。

「たとえば、『家族との時間を犠牲にしてまで、なぜ勉強する必要があるのか』と夫や妻に聞かれたら、自分の言葉で説明できますか? それくらい具体的で納得感のある目標がなければ、勉強は続けられません。『キャリアアップのため』というのなら、『キャリアとは何か』を自分なりに定義づけておくことも大切でしょう。私が定義するキャリアとは、『仕事を通じて志を実現し、自分が成長していくプロセス』のことです。では、自分の志とは何なのか。その志を達成するために必要な勉強なら、自分でも納得感があるし、続けられます。
人生の時間は有限です。もし、何のために勉強するのか明確な目標がないなら、限られた時間を別のことに使うほうが、人生はより豊かになるはずです」

 

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著者紹介

伊藤真(いとう・まこと)

弁護士/伊藤塾塾長/日弁連憲法問題対策本部副本部長

1958年、東京都生まれ。81年、東京大学法学部在学中に司法試験に合格。82年、大学卒業後、司法修習を経て弁護士登録。95年、「伊藤真の司法試験塾(現 伊藤塾)」を設立。2009年、「一人一票実現国民会議」の発起人となり活動している。日本国憲法の理念を伝える伝道師として、講演・執筆活動を精力的に行なう。著書は多数あり、中でも『伊藤真 試験対策講座』シリーズ(弘文堂)は、法律を勉強する多くの人に広く読まれている。

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