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英語を習得するには、「40代」こそがチャンスだ!

2018年03月15日 公開

菊間ひろみ(イングリッシュ・トレーナー)

コツは「音読」と「多読」にあり!

TOEICやビジネス英語など、社会人になってから学ぶ必要に迫られるものの筆頭が「英語」だ。しかし一方で、習得できないことについ年齢を言い訳にしてしまいがち。だが実は、「40代こそ英語の勉強に適している」という。40代ならではの正しい英語習得法を、イングリッシュ・トレーナーの菊間ひろみ氏にうかがった。(取材・構成=西澤まどか)

 

崖っぷち、だからこそ身につく!

40代になると、若い頃に比べて新しいことを覚えるのが難しくなったり、仕事に家庭に忙しく時間が取れなかったりと、「英語を学ぶにはもう遅い」と諦めてしまう方が多いようです。しかし、実は40代以上のほうが英語学習に適していると私は思います。

まず、40代で英語を学ぶからには、「仕事で海外出張に行くため、ビジネス英語が必要」など「どんなときに」「どのように」英語を使いたいか、目的が明確な人が多いはず。人によっては、「来月の海外転勤までに日常会話ができるようにならなければ」など、切羽詰まった状況にあることも。こうした目的意識の高さは、英語学習において重要です。

また、「記憶力の低下」を心配する人もいますが、実は英語学習において記憶力はあまり重要ではありません。丸暗記というよりも、スポーツの技術を体得するのに近いものだと考えてください。正しいやり方で続ければ、確実に身につきます。

そんな40代からの勉強法として、私が提案するのは、

1.音読をする
2.多読をする
3.英語表現を覚える

の三つを習慣化することです。詳しく説明します。

 

ルールブックを読むだけで試合に出るような勉強法

三つの中でもとくに重視したいのが、1の音読です。

実は言語習得のプロセスでは、音読のスピードがそのまま黙読に移行すると言われています。加えて、自分が発音できる音は、聞き取れるようになります。つまり音読は、読解とリスニング両方のスピードを同時に高めることができるのです。

「黙って英語を勉強する」のは、スポーツにたとえるなら、ルールブックだけを読んで野球の試合に臨むようなもの。素振りやキャッチボールなど、実際に身体を動かして練習しなければ、できるようにはなりませんよね。英語ではそれが音読ということです。

具体的なやり方としては、音声が聞ける英語教材を用意し、最初はテキストの英語を見ずに聴きます。聞き取れないところもあると思いますが、まずは自分がどの程度聞き取れるかを確認します。

次にテキストの英語を見て内容を正確に理解したら、CDを聴き、音読します。英文を見ながらで結構です。内容を理解しながらスムーズに音読できるまで、繰り返し練習しましょう。ナレーターの音声と同時に言い終えられらたしめたもの。目標はテキストを見ずに英文が言えるようになることです。

 

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日本語に訳さずに英語の語順で理解する >



著者紹介

菊間ひろみ(きくま・ひろみ)

イングリッシュ・トレーナ―

茨城大学人文学部人文学科英文科卒業(英語学専攻)。ロータリー財団奨学生として米国ペンシルバニア州立大学の大学院でTESL(第二言語としての英語教授法)を学ぶ。現在は、〔株〕オーティーシーの主任コーディネーターとして、大手企業や大学向けのTOEICおよび英会話の研修をはじめ、TOEIC教材の開発を担当。著書に『英語を学ぶのは40歳からがいい』(幻冬舎新書)、『TOEICテスト総合対策 初めて~650点』(あさ出版)など多数。

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