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独学で東大&ハーバード合格!目標を達成する勉強のコツ

2018年03月20日 公開

本山勝寛

大事なのは「いかに楽しく習慣化するか」

TOEICや資格試験など、社会人でも試験のために勉強しなければならない機会はある。そうしたときに、スクールに通うなど特別な対策を取らないとうまくいかない、と思い込んでいる人もいるかもしれない。しかし、実は独学だからこそ目標達成に近づける方法もある。学生時代から独学のみで目標を達成し続ける本山勝寛氏にうかがった。《取材・構成=塚田有香》

 

自由な「独学」だからこそ気をつけるべきこと

新しいことを勉強するには、スクールに通うなど人に教わることも一つの方法ですが、私は独学であってもやり方次第で結果を出せると思っています。私自身も、独学で東大やハーバードの大学院に合格しました。やり方さえ覚えてしまえば、勉強する時間も場所も自分の好きなように設定でき、しかもどんな勉強にも応用可能です。独学のほうがむしろ成果を出せることもあるのです。

独学を成功させるために重要なのは、まずは目標設定を明確にすることです。自分が到達したいゴールと、それを達成したい期日を設定して初めて、スタートを切ることができます。

英語学習であれば、「英語が話せるようになりたい」では目標になりません。「TOEICで800点を取る」「英語でプレゼンができるようになる」など、ゴールはできるだけ具体的に設定してください。

目標の期日は、1年以内に設定すること。3年後や5年後では先が長過ぎて、勉強は後回しになりがちです。ただし、1年後でも時間はかなりありますから、さらに目標をブレイクダウンし、「四半期」「月間」「週間」での目標を設定し、それぞれのスパンで学習計画を立てます。

適切な学習計画を立てるには、自分の現状を把握することが欠かせません。先生のいる予備校やスクールと違って独学では忘れがちなのがこの部分。現状把握のために、早い段階で模擬試験を受けてみてください。

自分の現在位置と目指すゴールとのギャップを把握できれば、それを埋めるために何をやるべきかも見えてきます。200ページの問題集を3回解く必要があるなら、1カ月に50ページずつ、1週間に12.5ページずつやればいいという具体的な学習計画が立つわけです。

なお、暗記を必要とする学習は、「繰り返し学習」が基本。1冊の英単語帳を教材にするなら、一度で完璧に覚えようとするのではなく、2度、3度と繰り返しインプットすることを前提に学習計画を立てましょう。

 

「合格体験記」は良質な情報の宝庫!

もう一つ、独学で迷いがちなのは、自分の勉強法が正しいのかどうか確信が持てないという点。そこで私がお勧めするのは、合格体験記や先行事例を参考にすることです。同じ目標を目指し、現在の自分と同じような実力からスタートした人の体験談を研究すれば、「どんな学習計画を立て、どんな教材を使い、1日にどれくらい勉強したのか」といった具体的なノウハウがわかります。

私もハーバード大学院を受験した時は、個人ブログの合格体験記をかなり読み込みました。学習計画を立てるのに役立ったのはもちろん、成功した人の事例を読むことで自分が合格したときのイメージが湧き、「この人も一年前は今の自分と同じだったのだから、私もできるかもしれない」とモチベーションを高めることができました。

 

勉強を始める前の「ルーティン」を作ろう

時間も場所も自由に決められるのが独学のメリットですが、逆に言えばそれは「自分で勉強時間を確保する必要がある」ということ。人の目がないとサボりがちになってしまう……という人もいるかもしれません。

勉強を続ける秘訣は、「習慣化」です。つまり、学習する時間帯を決めて、毎日同じリズムで学習サイクルを回すこと。日によって時間帯がバラバラだと、なかなか習慣化できません。

私の場合、朝の時間を独学に充てています。夜は仕事で遅くなったり、子供の面倒を見たりと、毎日決まった時間に机に向かうのが難しいからです。そこで、毎朝5時から2時間を勉強や自己研鑽に使っています。  朝が弱い人もいるでしょうから、もちろん夜に勉強しても構いません。その場合も「この時間なら残業があった日も勉強できる」という時間帯を選び、「毎日22時から23時」などと時間を決めて、学習のパターンを作ることが大事です。

勉強を習慣化するには、集中力を引き出すルーティンを作るのも良い方法です。

「コーヒーを一杯飲む」「スマホの電源を切る」など、なんでも構いません。勉強に取りかかる時のルーティンを決めて、毎日同じ時間・同じ場所・同じ動作で集中に入るという一連の流れができると、それが習慣化されて勉強モードに入れます。

 

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著者紹介

本山勝寛(もとやま・かつひろ)

日本財団パラリンピックサポートセンター推進戦略部・広報部ディレクター

1981年生まれ。大分県出身。東京大学工学部システム創成学科卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。小学校から高校まで地方の公立校に通い、独学だけで東京大学とハーバード大学院に合格。現在は、パラリンピック支援事業や障害者支援事業を手がけるかたわら、個人として教育論や独学法をブログで発信。著書に『最強の独学術』(大和書房)など。

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