THE21 » キャリア » 一瞬で心をつかむ 「シンプル図解」作成術

一瞬で心をつかむ 「シンプル図解」作成術

2017年12月22日 公開
2023年03月23日 更新

永田豊志(知的生産研究家)

「いい図解」を見たら撮影しておこう

 資料作りで大切なのは、着手する前に、何をどう伝えるかの「設計図」を思い描くことです。設計図がないままに資料を作り始めると、情報量がやたらと多くなり、複雑な図になりがち。伝えたい情報は、「1図解につき、1メッセージ」に絞り込むのが鉄則です。シンプルさを意識しましょう。

 とはいえ、わかりやすく図解するためには、練習が必要です。テレビや新聞でわかりやすい図を見つけたら、スマホで撮ってストックするクセをつけるといいでしょう。また、会議や打ち合わせの際、その内容を図解でメモすることもいいトレーニングになります。情報の本質を直感的につかみ、全体像を把握する能力も高まるはずです。こうした習慣を続ければ、短時間でわかりやすく図解する能力が身につくはずです。

 

『THE21』2017年11月号より

 

取材構成 麻生泰子

著者紹介

永田豊志(ながた・とよし)

知的生産研究家

リクルートで新規事業開発を担当し、マーケティング改善事業に特化した、㈱ショーケース・ティービーを共同設立し、東証一部上場に導く。ライフワークとして図解によるビジネスパーソンの生産性向上に取り組む。著書『頭がよくなる「図解思考」の技術(KADOKAWA )など多数。

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