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今からでも遅くない! 40代からみるみる結果が出る「勉強のコツ」

2018年02月23日 公開
2023年03月23日 更新

碓井孝介

40代の記憶の落とし穴① 

余計なことを考えてしまい、情報を素直に覚えられない

 

 40代の「記憶の落とし穴」の一つ目は、余計なことを考えてしまって、素直に覚えることができないということです。10代や20代といった若い方々に比べて、40代の方々は、意識を集中させるポイントがズレてしまっているともいえます。

 10代や20代は、覚えるにあたって「目の前にある情報」に集中します。誤解を恐れずにいうと、本に書かれている文章を覚えるために、「字面」を覚えにかかるのです。一方で40代の方々は、「目の前にない情報」に集中します。目の前にある文章を覚えなければいけない場面でも、文言から勝手に他の場面を想定し、その情報の前提を「膨らませて」勉強する傾向があるのです。

 けれども勉強は、思考する前にまずは「記憶」に特化して取り組むべきです。思考しようにも知識がなければ正しい思考はできないからです。つまり、「思考する→覚える」ではなく、「覚える→思考する」の順番なのです。覚えるのが第一段階で、思考するのは次の段階だと肝に銘じてください。まずは覚えることに特化する。このような割り切りがなければ、多忙を極める40代が勉強で結果を出すことは難しいのです。

著者紹介

碓井孝介(うすい・こうすけ)

1984年、北海道生まれ。暗記を中心とした独自の勉強法で、難関大学に現役合格。在学中に司法書士試験、卒業後に公認会計士試験に合格。大手監査法人勤務、資格スクール講師を経て、現在は司法書士として実務に携わる。著書に、『頭のいい人は暗記ノートで覚える! 「時間は半分、成果2倍」の勉強法』(三笠書房)など。

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