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資格への挑戦は40代、50代からでも遅くない!

2018年05月12日 公開

高島徹治(資格コンサルタント)

お酒を飲みながら勉強してもOK!?

さて、目指す資格が見つかったら、いよいよ試験勉強に取りかからねばなりません。ここで大切なのは、「勉強を楽しむ」意識に切り替えることです。

試験勉強は受験以来、という人も多いでしょう。そして大半の人には、「勉強は辛いもの」という意識が染みついているはずです。まずはその思い込みを捨てることから始めましょう。

たとえば、お気に入りのカフェや休日の図書館など、居心地のいい場所を見つけてそこで勉強すれば、気分よく進められます。また、そもそも社会人の勉強は、机の前で行なう必要すらありません。私は中小企業診断士の勉強をしていた際、資格スクールで授業を受けたあとに居酒屋に立ち寄り、一杯飲みながら復習することを楽しみにしていました。

一人で勉強するのが苦手な人は、資格スクールに通うのもいいでしょう。明確な目的意識のある人たちに囲まれることでさまざまな刺激を受け、モチベーションもアップします。また、授業では参考書に出ていない勉強や試験のコツを習得できるでしょう。

 

百点満点ではなく「67点」を目指そう

これから資格勉強を始める人に、これだけは言っておきたいアドバイスがあります。それは「百点満点を目指してはいけない」ということです。

資格試験の合否判定はあくまで、点数が一定のラインを超えているかどうか。つまり、満点でもラインギリギリでも、評価としては同じなのです。むしろ、満点を目指してすべてを完璧に覚えようとすると、細かいところでつまずき、結果、モチベーションがダウンしてしまうことも多々あります。

勉強に取りかかる前に、受ける試験の合格ラインをまず調べてください。そして、それより「少しだけ上」を目指します。たとえば、多くの試験では「60点」が合格ラインとして設定されていますが、私は万が一の保険の7点をプラスした「67点」を目指すようにしていました。

6割を取るための勉強法は、とにかく基礎重視です。基本となる「確かな知識」だけ身につけて、枝葉となる細かな知識は捨てていく。そうすることで、最短で合格を手にすることができるのです。

資格の世界でよく言われるのは、「高得点で受かった人が成功するとは限らない」ということ。たとえば、税理士や弁護士などの職業も結局は客商売であり、ある程度以上の法律知識さえあれば、あとはいかに親身になって相談に乗ったり、アドバイスできるかで評価が決まってくるのです。

勉強ができて、コミュニケーションが苦手という人ほど、とかく成果の出やすい資格試験の勉強にハマりがちです。ですが、試験で満点を目指すくらいなら、その労力を対人コミュニケーション力など、別の能力を鍛えるのに使ったほうがいいのではないでしょうか。

どの仕事も最終的には「自分をどう売るか」が勝負。どんな資格を取るのかと同様、資格試験の勉強においても、取得後のヴィジョンを描きながら臨むことが求められるのです。

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著者紹介

高島徹治(たかしま・てつじ)

資格コンサルタント

1937年、東京都生まれ。早稲田大学中退後、週刊誌記者、編集プロダクション社長を経て、53歳の頃から資格にチャレンジ。社会保険労務士、中小企業診断士等90を超える資格を取得。現在は資格コンサルタント・能力開発コンサルタントとして活動、講演やテレビ出演等でも活躍。『40歳からは「この資格」をとりなさい』(中公新書ラクレ)をはじめ、著書多数。

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