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社会人のための「会計系資格」案内

2018年07月29日 公開

よせだあつこ(公認会計士)

仕事に活かすなら「日商簿記」、生活に活かすなら「FP」

会計系の資格といえば、まず頭に浮かぶのは、公認会計士や税理士などだろう。40代からでも、思い切ってそれらの士業を目指す道もある。しかし、リスクが大きいのは確かだ。ビジネスパーソンとして仕事をしながら取得でき、しかも役に立つ資格には、どのようなものがあるのだろうか。

 

日商簿記3級で会社の数字がわかる!

 会計系の資格といえば、まず思い浮かぶのが簿記でしょう。

 簿記の資格にはいくつかの種類がありますが、最も一般的なものが、日本商工会議所が実施している「日商簿記」です。3級、2級、1級があり、「転職などで有利になるのは2級から」といわれています。経理畑の人が「2級は持っていないとね」などと言っているのを聞いたことがあるかもしれません。

 そのため、いきなり2級にチャレンジする人もけっこういるのですが、これはお勧めできません。難しすぎて挫折する可能性が高いからです。

 簿記や他の会計系資格に挑戦するなら、まずは日商簿記3級を取得することを強くお勧めします。3級なら、難易度がそれほど高くなく、多くの方は1カ月程度の勉強で取得できます。

 そういうと、「そんな初歩的な資格を取る意味があるの?」と思われるかもしれませんが、こう考えてください。

 簿記というのは、経理の仕事をする人のためだけにある資格ではありません。簿記やその考え方は、あらゆるビジネスで使われています。

 基本的なビジネススキルであり、ビジネスマンにとって必須の教養なのです。

 たとえば、管理職になれば常に損益のことを考えなければいけませんが、簿記を学ぶことで、損益の感覚が身につきます。

 仕事で「損益分岐点」という言葉を使っていたり、日々、「在庫管理」の作業をしていたりしても、簿記を学ぶことで初めて、こうした言葉や行為がビジネスの中で持つ本当の意味を理解できたという人は、数多くいます。

 簡単にいうと、簿記の基本を学ぶことは、自社のビジネスに対する理解が深まるということ。もちろん、顧客に対して話すときの説得力も変わってくるでしょう。

 ですから、ビジネスの基礎教養を学ぶつもりで、まずは日商簿記三級に取り組みましょう。

 テキストと問題集を1冊ずつ、計3,000円ほどの出費で勉強を始められますし、独学で十分合格を狙えるのも魅力です。

 

日商簿記2級以上は覚悟を決めて挑戦を >


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著者紹介

よせだあつこ(よせだ・あつこ)

公認会計士

監査法人トーマツを経て、willsi〔株〕を設立。同社取締役。著書に『簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 第3版』(翔泳社)、『会計資格 最短・最速 攻略法』(中央経済社)などがある。簿記ブログ「パブロフくんが日商簿記2級、3級を目指すブログ」が月間80万プレビュー超、簿記学習アプリ「パブロフ簿記」がシリーズ累計30万ダウンロードの大ヒットとなるなど、簿記受験生から絶大な支持を得ている。

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