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社会人のための「福祉・介護の資格」案内

2018年08月09日 公開

梅方久仁子(フリーライター)

まずは「介護職員初任者研修」で最低限の知識と技術を

介護などの福祉サービスは、社会保障制度によって報酬が決められており、資格を取得したからといって、収入が増えることはほとんど期待できない。しかし、福祉は大きな「やりがい」を感じられる仕事である。定年退職後に、あるいは早期退職をして、福祉の資格を取る人も少なくないと、福祉の現場取材の経験が豊富な梅方氏は話す。

 

介護の資格はサービス業でも使える

 福祉の仕事には、大きく分けて、「相談援助系」と「介護系」があります。相談援助(ソーシャルワーク)とは、なんらかの問題を抱える人の相談に乗って、解決の手助けをする仕事です。

 また、福祉の対象には、高齢者だけでなく、子供や障害者、経済的に困っている人なども含まれます。

 このように福祉の仕事は多岐にわたり、資格もさまざまありますが、ここでは高齢者の介護に絞ってお話ししましょう。

 高齢者の介護は、勤務先によっては夜勤もあり、ある程度の体力が必要な仕事です。

 しかし、より重要なのは、高齢者と話が合ったり、共感できたりすること。その点で、若い人よりも、人生経験を積んだ中高年のほうが、介護の仕事に向いているといえます。実際、介護の資格取得のために学校に通う中高年は少なくありません。定年退職後に通う人もいます。

 また、ホテルやレストランなどの従業員、あるはタクシー運転手など、サービス業の人は、現職で介護の資格を活かせます。お客に高齢者が増えていくので、介護の知識があれば、よりお客に寄り添ったサービスができるからです。

 

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著者紹介

梅方久仁子(うめかた・くにこ)

フリーライター

1959年、兵庫県生まれ。薬学部を卒業後、製薬会社勤務を経て、フリーライターに。医療、福祉、健康、ITなど、幅広い分野で活躍中。著書に『福祉・介護の資格と仕事 やりたい仕事がわかる本』(技術評論社)などがある。また、『介護福祉士まるごとガイド』『社会福祉士まるごとガイド』(ともにミネルヴァ書房)などの取材・執筆を担当。薬剤師、NR・サプリメントアドバイザー。

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