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6時間以上待ちだった「DMM.プラネッツ Art by teamLab」が進化して豊洲に登場

2018年06月27日 公開
2023年01月30日 更新

『THE21』編集部

総敷地面積1万平米の「超巨大没入空間」


左から、PLANETS代表・野本巧氏、北野武氏、チームラボ代表・猪子寿之氏

 

 7月7日(土)、東京・豊洲に「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」がオープンする。2016年7~8月に東京・お台場で開催され、47日間で21万人もの人を集めた「DMM.プラネッツ Art by teamLab」が、さらにスケールアップしたものだ。6月27日(水)に行なわれたプレス内覧会には、チームラボ代表・猪子寿之氏と〔株〕PLANETS代表取締役・野本巧氏、さらに北野武氏が登場した。

 

 最初に登場したのは、「チームラボ プラネッツ TOKYO」の施設運営や管理などを行なうPLANETSの代表・野本巧氏。

 2年前の「DMM.プラネッツ Art by teamLab」は、「お台場で何か面白いことはできないか」という提案を受けて、心を揺さぶる、ポジティブな記憶が強く残ることをしたいと考えて企画したものだと話した。

 オープンから3週間は客足が伸びなかったが、北野武氏が登場するテレビCMを放送してから行列ができるようになり、最終的には6時間以上の待ち時間になった。

 多くの人たちが満足している姿を見た野本氏は、すぐに「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」の企画に取りかかったという。

 続いて、チームラボ代表・猪子寿之氏が登場。展示されているのは「他者とともに身体ごと没入する作品群」であり、自分の身体と作品の境界が曖昧になる経験をすることで、身体と世界の関係を見直し、さらには「言葉にならない領域で価値観が広がっていく体験になれば」と話した。

 


展示作品『Floating in the Falling Universe of Flowers』

 


展示作品『The Infinite Crystal Universe』

 

 野本氏と猪子氏によるトークセッション後に登場した北野武氏は、チームラボの作品を生み出しているコンピュータの進化の速度に驚いたと話した。また、「水の中に足を入れることで、これほど感動できることはない。マットの上を歩くことで、これほど子供の頃のことを思い出すこともない」と、展示作品を体験した感想を述べた。

 


展示作品『人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング』。水の中に入って歩き、作品を体験する

 


展示作品『やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である』。歩こうとすると、足が沈み込む

 

 野本氏からは、ニューヨークにも「チームラボ プラネッツ」を作る計画が進んでいることも発表された。

「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」は2020年秋までの期間限定。

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