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相手の心を掴む必勝プレゼン!AIDAの法則を活かす3ステップ

2018年11月22日 公開

大塚寿(営業サプリ)

ビジネススクールでも教えられる「営業の秘訣」

提案のプレゼン場面、製品やソリューションの説明場面では「売れる営業」になるためのセオリーが大小交えて十数個存在する。ここでは、その中核となる「AIDAの法則」を紹介する。

 

普遍の概念「AIDAの法則」とは

「AIDAの法則」とはAttention(注意喚起)の頭文字「A」、Interest(興味・関心の喚起)の「I」、Desire(欲求の喚起)の「D」、Action(行動喚起)の「A」をつなげた呼び名で、1920年代にアメリカの広告業界、営業の世界に登場した概念である。

あまりに効果があったために登場以来世界中に広がり、日本においても営業やプレゼンのシナリオ、売り場の設計、広告企画、販促企画などで広く使われるようになった。

日本においては「AIDMAの法則」の知名度が高い気がするが、アメリカのビジネススクールが教える代表的な購買決定モデルには、

AIDMA(Attention,Interest,Desire,Motive,Action<一部の本はMemory>)

AMTUL(Awareness,Memory,Trial,Usage,Loyalty)

AIDA(Attention,Interest,Desire,Action)

などがあり、その中でも営業の実務においては圧倒的にAIDAモデルが使いやすいので、共有しておきたい。

 

「いつもと違う」感で入店を促すドラッグストア

例えば、現在のドラッグストアの売り場づくり。あるドラッグのチェーンではこのセオリーに則り実に年間52回、店頭や売り場の目玉商品や催事品、販促物やレイアウトの何かを変えるという。

同一商圏内で競争の激しいドラッグストアでは、店頭を通る顧客に「なんか、前の日と違う」「なんか、いつもと違う」という注意喚起を促さないと、そもそも必要なものを買いに来る目的買いの顧客しか入店しなくなってしまうのだそうだ。

そこで手を変え品を変え、花粉症の季節、乾燥の季節、UVケアの時期といったシーズンごとに「打ち出し」や「切り口」を変えながら、目的買いでない浮遊客やお試し客の入店誘導から購買までのシナリオに「AIDAの法則」を活かしている。

イメージしやすいよう、女性にとっての夏の定番「除毛クリーム」の実例を紹介しよう。

1)Attention(注意喚起)
店頭の特売品や「夏本番、ムダ毛のケアは万全ですか?」といった目につきやすい大型のテーマPOPで、「何かやっている」感を演出、まずは注意喚起をして目的買い以外の顧客の入店を促す。

2)Interest(興味・関心の喚起)
目につきやすい商品棚の端(エンド)に目玉商品である「除毛クリーム」の大量陳列を行い、そこに販促物を加え、DVDのプロモーションビデオでお手入れの仕方を流すなどして顧客の興味・関心の喚起を図る。

3)Desire(欲求の喚起)
大量陳列している場所に、ファッション誌などから切り抜いた背中が広く開いた服のグラビアや夏休みの海やプールのビジュアルをさりげなく添えておくと、顧客自身の夏休みを想起させ、「私も除毛クリームを買っておかなきゃ」という潜在ニーズを顕在化させる。

4)Action(購買行動)
AIDAのゴールである購買行動。ただし、目的買い以外の顧客は上記1)~3)のプロセスを経ないと購買には至らない。

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相手の心に留まる「AIDAの法則」の活かし方 >



著者紹介

大塚 寿(おおつか・ひさし)

エマメイコーポレーション代表取締役

1962年、群馬県生まれ。1986年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得後、営業研修を展開するエマメイコーポレーションを創業、現在に至る。著書に『リクルート流』(PHP研究所)、『オーラの営業』(Nanaブックス)、『仕事をつくる全技術』(大和書房)、累計28万部のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。共著に『法人営業バイブル』(PHP研究所)など。

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