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忙しくても効率的に成果を出せる「G+PDCA」学習法

2019年02月13日 公開

石川和男(税理士)

制限時間を決めて勉強する癖をつけよう

資格試験に挑戦したいと思っても、忙しい中でどう勉強すればいいのか、わからないと言う人も多いだろう。働きながら税理士をはじめとする様々な資格を取得し、資格の専門学校で教える立場でもある石川和男氏に、資格試験のための効率的な勉強法についてうかがった。(取材・構成=塚田有香)

 

「試験に合格する」ことだけが目標ではやる気は続かない!

資格学習も仕事と同じようにPDCAを回すのが効果的です。ただしその前に、必ず「G(ゴール)」を決めてください。

ゴール設定には、「目標」と「目的」の両方が必要です。例えば「社会保険労務士の試験に合格する」は「目標」ですが、それだけではモチベーションが続きません。でも「高齢者が安心して暮らせる社会にするために、社会保険労務士の資格を取って年金問題のアドバイスをしたい」といった「目的」があれば、それに向けて頑張れます。

次の「P(計画)」は、「2割ダウン」で立てるのがコツ。人間は計画を立てる時が最もモチベーションが高いので、あれもこれもと詰め込みがちです。でも実際は、残業続きで勉強が進まない時期などもあるので、「自分はダメだ」と思い勉強を諦めてしまう。それを避けるには、一度立てた計画を2割削るくらいが適切です。ただし、日々の学習は計画の3割増しを目指して全力でやりましょう。

また、PDCAを一度ざっくりと回してみることも大事です。すると「水曜は残業が多くて、思ったより学習時間が取りづらい」「金曜は意外と時間が取れる」など、計画と実際のズレがわかるので、より現実的で無理のない計画へ修正してください。

 

時間がないからこそ集中力が高まる

「D(実行)」を効率的に行なうには、常に制限時間を決めること。「このページを15分で暗記する」「この3問を30分で解く」など、細かく締め切りを設定すれば集中力が高まります。

色を活用するのもお勧めです。左脳は文字を、右脳は色を認識するので、マーカーなどで線を引くだけで右脳が刺激され、脳全体を使えます。ただし、色の種類は2色か3色程度に絞ることと、「最重要点は赤」「疑問点は青」などと色ごとに用途を決めるのがポイントです。

あとは模擬試験や問題集などで、「C(検証)→A(改善)」を行ないます。模擬試験は点数だけを見るのではなく、「時間配分を間違えた」「人が多い会場だったので集中できなかった」などの原因まで掘り下げましょう。そうすれば「時間を計りながら問題集を解こう」「人に慣れるために喫茶店で勉強しよう」といった有効な改善ができます。

 

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目標を達成する「G+PDCA」の回し方 >



著者紹介

石川和男(いしかわ・かずお)

税理士/専門学校講師

1968年、北海道生まれ。建設会社の経理部に勤務中の30代から勉強を開始、日商簿記3級を皮切りに、建設業経理事務士1級、税理士と数多くの資格を取得。現在は税理士、大学・専門大原簿記学校講師、建設会社総務経理担当部長を務める他、セミナーや講演でも活躍。著書に、『人生逆転! 1日30分勉強法』(三笠書房)などがある。

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