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いつの間にか進んでいる「たばこ」の進化

2019年02月14日 公開
2023年01月30日 更新

『THE21』編集部

「吸いごたえUP」の新商品で、さらに選択肢が広がった!

「クリーンでクリアー」「副流煙やにおいがない」……これはほかの加熱式たばことは異なるプルーム・テックの特長であり、普段は紙巻たばこを愛飲する都内在住の30代男性もこのように話す。

「普段は紙巻たばこを吸っています。ひとり暮らしの間は家の中でも吸っていたのですが、昨年結婚しまして、たばこを吸わない妻がいる家では吸いづらくなり……。そんなときプルーム・テックを試してみたら、においがなくて空気も汚れない。『プルーム・テックなら家でも吸っていいよ』と妻も言ってくれていて、助かっています」

このように、紙巻たばこを吸う人にとっても、プルーム・テックはシチュエーションやライフスタイルによって使い分けるためのアイテムになっている。

しかし一方で、同様に普段は紙巻たばこを吸っている人からすると、「吸いごたえ」という点では物足りなさがある、とも言われていた。同じ加熱式たばこのアイコスやグローと比べても、「たばこ感」は若干少ないのは致し方ない部分と思われた。

この「吸いごたえ」のニーズをも満たすべく、今年1月に発売されたのが、新しいデバイス「プルーム・テック・プラス」と「プルーム・エス」である。

従来のプルーム・テックと同じ低温加熱型で、より「吸いごたえ」をアップしたのが「Ploom TECH +(プルーム・テック・プラス)」だ(写真中央)。

従来のプルーム・テック同様、においは紙巻たばこに比べて1%未満で、健康懸念物質も99%カット。それでいて、高出力のバッテリーを採用し、専用のカードリッジを開発することで、発生するペイパー量をアップ。そして、専用たばこカプセルの中のたばこ葉の量も増やしているので、従来の商品と比べて吸いごたえが格段にアップしている。フレーバーもメンソールタイプ、レギュラータイプ各2種ずつ、計4種がすでに出ており、「刺激の強いクールなメンソール」「香ばしくコクのある味わい」など、それぞれ特徴的なフレーバーに仕上がっている。

さらに、もう一つの注目の新商品が「Ploom S(プルーム・エス)」である(写真右)。これは「アイコス」や「グロー」と同じ高温加熱型の商品で、専用のデバイスでたばこスティックを加熱する。より紙巻たばこに近い「たばこらしさ」を感じられ、上質なうまみが味わえる。

一般的に高温加熱型の場合、特有のにおいが多少発生するのが難点だが、「プルーム・エス」ではそのにおいも抑えられている。紙巻たばこに比べるとにおいは5%未満、健康懸念物質は90%カットを実現。たばこスティック(専用リフィル)は、レギュラータイプ1種、メンソールタイプ2種が登場している。手に馴染むシンプルなデザインにこだわり、カラーバリエーションも続々登場予定だ。

加熱式たばこの進化によって、たばこという嗜好品の選択肢はさらに広がり、好みに合わせた様々な愉しみ方ができる時代になったと言える。においや健康懸念物質の飛散が抑えられているという点で、たばこを吸わない人にとってもメリットは大きい。吸う人と吸わない人が空間をともにできる新時代の「リラックス・アイテム」とも言うべき嗜好品になりつつあるのだ。

家族など身近な人が喫煙者で、まだ紙巻たばこしか知らない……という場合は、家や車の中などで愉しんでもらうアイテムとして、加熱式たばこを勧めてみてはいかがだろう。

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