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今こそ「電話」を多用せよ! その納得の理由とは?

2019年03月08日 公開

河野英太郎(日本アイ・ビー・エム部長)

なぜ、電話は最強のコミュニケーションツールなのか

 現代社会は、「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれている。VUCAとは、「あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、将来の予測が困難な状態」を指す言葉で、近年ビジネスシーンでも話題になっているキーワードの1つだ。
 今回は、そんな先の見えない時代に生き残るための仕事術をまとめた
『本当は大切なのに誰も教えてくれない VUCA時代の仕事のキホン』を上梓した河野英太郎氏に、近年大きく形が変わった「コミュニケーションツール」について話を伺った。

 

「そのメール」が生産性を奪っている

 仕事の連絡をするとき、あなたが最も多く使う連絡手段は何でしょうか?

 おそらく、大部分の人は「メール」ではないかと思います。

 しかし、仕事の生産性を上げたいなら、これからは、メールする前に、「対面」あるいは「電話」で、コミュニケーションが取れないか意識するようにしましょう。

 

 この優先順位を決める基準は、「同じ時間内でやり取りできる情報量」です。

 メールの場合は、文章を書く時間がかかる上に、ほとんどの場合、すぐに返信がかえってきません。コミュニケーションする、しないを相手の意思に委ねてしまっています。

 それによって判断が遅れ、対応が後手に回ることは少なからずあります。

 それに対し、「対面」「電話」の場合は、文章を書く時間も待ち時間もありませんから、余計な時間がかからずに済みます。

 また、文章を使ったコミュニケーションは、言葉足らずになりやすいので、何度も往復することになりがちです。誤解や意図的な曲解、無視されるなどのリスクも高い。

 

 一方、「対面」「電話」であれば、文章にするとうまく伝わらない微妙なニュアンスや、言葉以外のメッセージも伝わります。

 

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「電話しなくていい」のはビッグネームだから >



著者紹介

河野英太郎(こうの・えいたろう)

日本アイ・ビー・エム部長/Eight Arrows代表取締役/グロービス経営大学院客員准教授

1973年、岐阜県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学水泳部主将。グロービス経営大学院修了(MBA)。〔株〕電通、アンダーセンコンサルティング〔株〕(現・アクセンチュア〔株〕)などを経て、日本アイ・ビー・エム〔株〕にて、コンサルティングサービス、人事部門、専務補佐、若手育成部門リーダー、サービス営業などを歴任。2017年に〔株〕Eight Arrowsを起業し、代表取締役に就任。著書に、ベストセラーとなった『99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ』『99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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