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できるリーダーは「日報の記入項目を減らさない」

2019年09月20日 公開

〈連載第3回〉吉田幸弘(リフレッシュコミュニケーションズ代表)

日報自体を廃止しよう!

 

 かつて吉田幸弘氏が在籍した会社では、記入項目の多い日報があり、多いときには毎日30分以上も時間をかけていた。日報の記入項目には、会社名・住所・担当者名・ニーズ・話した内容・見込みランクの他に、従業員数、売上高などの記入欄もあった。吉田氏は上司に「正直、この項目は必要ないと思いますけど」と何度か言ったが、「ごめんね。これはルールだから」と、跳ね返されてしまったという。

※本稿は、吉田幸弘著『リーダーの「やってはいけない」』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

 

お客様の満足につながらない仕事はするべきでない

 そもそも、人は「将来使うかも」「こうなっていると便利かも」「念のため入れておこう」という「今、必要でないこと」をたくさん行ってしまっています。

 

 この日報のケースでいえば、「将来、従業員数100名以上の会社に絞って、営業をかけるかもしれない」という理由で、どんな会社でも従業員数を調べて記入していました。

 しかし、よく考えてみれば、従業員数や売上高は時が経つにつれて変わっていきます。よって、日報に記入された従業員数などは、何の意味もなさない形骸化したデータです。何よりこのような情報は、必要になったときに調べたほうが早いのではないでしょうか。

 

 とはいえ、私はここで「日報の記入項目を減らせ」と言いたいわけではありません。

 実は、このようなシチュエーションのとき、できないリーダーほど「じゃあ、この項目は残して、この項目は減らして……」と、考えてしまいます。

 

 本当にできるリーダーは、ここで「そもそも日報って必要か?」と考えます。つまり、続ける前提で考えるのではなく、やらないという選択肢も含めて、検討・判断するのです。

 仕事の目的は、結果を出すことです。よって、結果につながらない、お客様の満足につながらない仕事は、本来すべきではありません。

 

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廃止すべき仕事か判断する3つのステップ >



著者紹介

吉田幸弘(よしだ・ゆきひろ)

リフレッシュコミュニケーションズ代表

1970年、東京都生まれ。大手旅行代理店を経て、学校法人、外資系専門商社、広告代理店で管理職を経験。「怒ってばかりのコミュニケーション」で降格を経験したことからコミュニケーションを学び、2011年に独立。現在はコーチングの手法を駆使し、経営者や中間管理職向けにコンサルティング活動を行なう。

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