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大阪出身の元CAが明かす「大阪人との接し方」、オチより大事な2つのこと

2019年12月02日 公開

美槻はるか(コミュニケーション・アドバイザー)

「大阪人との会話ではオチ必須」は本当なのか

大阪生まれ、大阪育ちの筆者は、法人向けのコミュニケーション研修の講師として全国各地で登壇しています。

そういった研修の中で、受講生の方によく質問されるのが、
「大阪人とのやり取りは、やっぱりウケを狙わなければならないんですか?」
「大阪の人に話す時って、話にオチをつけないといけないんですか?」
といった内容です。

確かに、日常会話などではその傾向はあるかもしれません。ただビジネスシーンにおいては、ウケもオチも必要ありません。

どうしても、地域性が強く目立ってしまう大阪人ですが、実は上手なコミュニケーションを取るには、それよりももっと大切なことがあるのです。

 

関東人が直面した「大阪の洗礼」

大阪外の地域の方から「大阪は外国!」と言われることが珍しくないことからも、大阪では独特の文化やコミュニケーションが必要だと感じる人が少なくないことがわかります。

大阪独特の文化は、例えばエスカレーターでは左を空ける、コテコテのヒョウ柄を着た大阪のおばちゃんが“アメちゃん”を配る、ワンカップ片手にストリート宴会を催すおっちゃん達などがあります。どぎついとも言えるほどの強烈なキャラクターを持った人々が目立つ地域で、「ビジネスがしっかりできるのだろうか」と心配になる気持ちもわからなくはありません。

東京から大阪に出張で来たビジネスパーソンに実際に起こった「大阪の洗礼」をご紹介しましょう。

Aさん(30代 男性)が大阪のあるクライアント先へ、上司と同行して商談に臨んだ時のことです。面談の途中で、突然、クライアントの大阪人の男性から「あんた、なんで黙ってるねん!!やる気あんのか!?しゃべれへんのやったら帰れ!」と叱責されたのです。

Aさんとしては、上司がメインで話していたため、自分は聴く役に徹することが大事だと思っていたのです。ただ、その気持ちは、大阪人のクライアントには伝わらなかったのです。

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「傾聴」だけでは大阪人の心はつかめない >



著者紹介

美槻はるか(みづき・はるか)

コミュニケーション・アドバイザー

株式会社クルーアンドキャリアズ代表取締役。
大阪府出身。ホテルコンシェルジュを経て、日系航空会社の客室乗務員(CA)として国内線・国際線に乗務。これら接客の経験を活かし、現在はコミュニケ―ション、ホスピタリティを中心テーマとした研修・講演を数多くこなす。年間登壇数は500回以上、指導人数は1000名を超える。
大阪人ならではの高いコミュニケーション力を活かしたアクティブラーニング形式での講義を実施。地方公共団体からエンタメ業界まで即現場で使える内容として、全国にて好評を得ている。

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