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出世の科学:あなたが昇進できる本当の理由

2019年12月24日 公開

井上和幸(株式会社 経営者JP代表取締役社長・CEO)

「原価人材」から脱して「事業利益連動型報酬人材」を目指せ

 

 令和も2年目、そしていよいよ2020年代に突入しようとしている。働き方改革からロボティクスの導入まで、職場環境の大きな変化を肌で感じている人も多いだろう。「AIに仕事を奪われる」と言われる10年の始まりでもある2020年。これから10年、生き残るには? そして、出世に取り残されないためには? 幹部人材の紹介事業などを展開している〔株〕経営者JPの社長・井上和幸氏に聞いた。

 

「原価人材」には苦難の道が待っている

 人材のタイプは、企業・組織構造から見て、大きく次の4つに分類されます。

1.「原価人材」
2.「販売管理費人材」
3.「投資科目人材」
4.「事業利益連動型報酬人材」

 PL(損益計算書)を理解している方は、その構成をイメージしていただくと理解しやすいと思います。

 それぞれについて見てみましょう。

 まず、「原価人材」。これは「言われた作業をする人」を指します。PLの原価欄に該当する仕事をしている人ですね。

 原価人材は「スキル・経験を磨くことで時間給が上がる」という働き方をしています。「作業に習熟したことで他の人より早く作業できるようになる」「ノウハウを得た分、作業の質が高まる」などです。

 ところが、せっかく頑張っても、その仕事が永遠にあるという約束はまったくありません。そこに原価人材の悩みがあります。

 社内で行っていた業務が外注されてしまうこともあります。昨今、よく起こっているのは、これまで人手で行っていた作業がRPAなどで機械化、自動化されてしまうことです。

 そもそも、原価人材である限り、コストとしての仕事をしているので、どこまでいっても「安いほうがよい」という企業の理論から抜け出すことはできません。そこから脱するには「販売管理費人材」になる必要があります。

 

次のページ
「販売管理費人材」、その中でも「投資科目人材」であれ >



著者紹介

井上和幸(いのうえ・かずゆき)

〔株〕経営者JP代表取締役社長・CEO

1966年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、〔株〕リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、〔株〕リクルート・エックス(現・〔株〕リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に〔株〕経営者JP(https://www.keieisha.jp/)を設立。企業の経営人材採用支援・転職支援、経営組織コンサルティング、経営人材育成プログラムを提供。著書に『ずるいマネジメント 頑張らなくても、すごい成果がついてくる!』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『ビジネスモデル×仕事術』(共著、日本実業出版社)、『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』(遊タイム出版)、『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版)など。

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