佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2020年02月04日 公開
あらゆる企業、組織、場面でAIに仕事が奪われていくと言われる2020年代(実際には、消えて無くなる訳ではなく、あらゆる職種にAIによる自動化や効率化が侵食していくという話なのですが)、私たちはいかに勝ち残り、出世していくべきなのか。考えてみたいと思います。
まず、結論から述べましょう。
世の中のすべての仕事は、「エンタテインメント」(楽しませるためのもの)、「教育」(知識や方法論を教えるもの)、「アウトソーシング」(仕事を代行するもの)の3つのうちのいずれか、もしくは幾つかの組み合わせに分類されます。
分かりやすくは、観せる(魅せる)仕事である音楽・映画・スポーツなどの「エンタテインメント」、学校やスクールから資格や実技を教える「教育」、営業代行・家事代行から各種の業務を内部に替わって支援する「アウトソーシング」。
単一のものだけでなく掛け合わせになる業種・職種も多く存在します。例えば農業や漁業は我々に替わって食べ物を収穫してくれる「アウトソーシング」であり、豊かな食の提供という観点では「エンタテインメント」にも類するところもあります。自動車メーカー自体は利便性の提供という意味では「アウトソーシング」的でもありつつドライブの楽しみという点で「エンタテインメント」業でもある。その中で働く工場のライン工は「アウトソーシング」、研究者は「教育」的側面のミッションを強く持つ人もいらっしゃればより実務的な部分で「アウトソーシング」に近い役割の人も存在します。
これはこれまでも、そしてこれからも変わることはありません。
あなたが現在携わっている事業・商品・サービスはこの3つの提供価値のうち、どれに該当するでしょう? あなた自身はどの職務に従事しているでしょう? どれが得意で、好きなことでしょう?
基本原則として、このことに自覚的であり、それを軸に今後の職務ニーズや業界展望などを加味してご自身のキャリア展開を考え動いていくことが、あなたがこれからも求められ続けるための必勝法なのです。
「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
「仲がいい企業と協力した」ことを示すコラボは、ブランドの新たな価値になる
商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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