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相手にとってどうでもいい「雑談」は「時間泥棒」と自覚せよ

2020年03月11日 公開

吉原珠央(イメージコンサルタント)

憑依するくらいに相手の立場で考えよう

 

 話していて不快だったり、イライラ・モヤモヤしたりした経験は誰しもあるだろう。その原因はどこにあるのか? そして、知らず知らずのうちに自分もそうした話し方をしてしまうことを防ぐには、どうすればいいのか? コミュニケーションのコンサルティングなどを行なう吉原珠央氏に聞いた。

 

本題の「前置き」で相手の時間を奪わない

 相手に疎ましがられる話し方は、大きく分けて二つあると思います。

 一つは、雑談や前置きが長いパターンです。本題に入る前にいつも天気の話や世間話をする人は、「ムダな話が多いな」と思われているかもしれません。

 こう言うと、「雑談は場を盛り上げるために大事だ」といった反論があるかもしれません。しかし、浅く表面的な雑談で、相手が心を開いてくれるわけではありません。どうでもいい雑談に相手をつきあわせることは、時間のムダでしかありません。

 もう一つは、「私も!」と相手の話題を奪ってしまうパターンです。

 相手の話を聞くや否や、「私も同じ!」「私なんてもっと大変だったのよ!」と自分の話を始める人がいます。話を途中で遮られた相手は、不快に感じるに違いありません。

 また、自分の話したいことは、相手にとってはどうでもいい場合がほとんどです。相手から聞かれてもいないのに、「私も!」と自分の体験談を自慢気に話すのも、相手にとって時間のムダです。

 大切なのは、相手の時間をムダにしないこと。もし、仕事やプライベートでお近づきになりたい人がいるなら、天気の話はやめて、

「〇〇さんの考え方に大変興味があるので、よろしければぜひお話を聞かせてください」

 などと本題から始めるほうが、良い関係性を築くことができます。有限であるお互いの時間を尊重しつつ、相手への興味を示す気配りが感じられるからです。

 相手の話題を奪う人の中には、「つい、自分のことを話してしまった」と言い訳する人がいますが、「つい」どころか、「ちゃっかり」自分をアピールしていると言っていいでしょう。誰しも、自分の話をしているときがスッキリするし、楽しく感じるものです。ただし、それは相手も同じ。そのことを意識しながら会話することが大切です。

 

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著者紹介

吉原珠央(よしはら・たまお)

イメージコンサルタント

プレゼンテーション、コミュニケーションをメインにしたコンサルティングを行なう他、「体感して学ぶ」というオリジナルのメソッドで企業向け研修や講演活動を全国で実施。また、「ストレスフリー」をコンセプトにした化粧品、ファッションアイテムなどを扱うブランド「PURA Tokyo」を立ち上げ、会社を経営。『「また会いたい」と思われる人の38のルール』(幻冬舎文庫)、『自分のことは話すな』(幻冬舎新書)など、著書多数。

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