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なぜか日本人をひきつけるアフリカのインターン・ビジネス(モロッコ4)

2020年08月13日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(54)石澤義裕(デザイナー)

「アフリカで働いた」経験が就活の強みに

賃金を貰って働かせるとは、こんなボロい商売があるのかと驚いたのですが、決して悪徳商法ではありません。

実際、セネガルだけで6人以上のインターンに会いましたが、みんな嬉々として働いていたし、なにより日本では見られないような夢と希望に満ちた顔をしていました。

 

いまだ暗黒大陸の呼び名が似合うアフリカで、日本人の先輩に見守られながら安全に働く“経験”ができ、仕事を通してローカルの友達と知り合い、日常という得難い観光ができる。

しかも就活で「アフリカで働いてみた!」と言えれば、ありきたりな海外留学やワーホリより訴求力があるとのことです。

やりがい搾取と疑いましたが、意外にウィンウィンなのです。

 

このインターン・ビジネスは日本だけではなく欧米にもありますが、必ずしもサービスが良いとは限りません。

ルワンダで出会ったのは、就活中のYくん。

コンゴ民主共和国を見下ろす山の高級コテージでインターンをしていたのですが、アメリカ人のオーナーが帰国していて不在。仕事を貰えなかったのです。

1ヶ月以上、放置プレイを食らっていました。

しかも、現地で「食事は含まない」と言われる始末。山の上なのでほかに食事するところはなく、朝から晩まで宿のレストラン。

これが高い!

しかも美味しくない!

なにより、毎日、うさぎは食べられない!(メインメニューなのです!)

ボクならば、泣いてでも抗議したい仕打ちです。

しかしこのY君は、偉かった。

希望就職先に、あの世界的に有名なコンサルタント会社を狙っている強者。日々、スタッフの仕事ぶりを観察し、改善案をオーナーにEメールで送信。返事は来ないというのに、妙に満足げでした。

 

というわけでMさん、この別荘はインターン・ビジネスに向いています。

部屋がたくさんあるので、キャパは十分にあります。

すでに野菜や果物、オリーブの木があるから農業体験ができます。

ここでしか育たないという貴重なアルガンの木を植えて、地元のひとたちとオイルを手作りしませんか?

世界遺産の旧市街で売れば、ちょっとした商売&起業体験を味わえます。

モロッコのオーガニックな商品を日本へ輸出して、ぜひ日本とモロッコの架け橋にしましょう。

日本では農業が流行っているので、きっと流行ります!

けっこう儲かるんじゃないですかね。

僭越ながら、ボクらも参加したいです!

あ、だけど参加料は取らないでね。

モロッコのオリーブ畑

広大なオリーブ畑。途中から借景ですが……。

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