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「面倒くさい」の感情が消える“習慣”…過密スケジュールの吉田尚記アナは時間をこう使う



2020年11月09日 公開

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)

吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
(写真撮影:永井浩)

ニッポン放送の局アナという会社員の立場でありながら、社外の仕事でも幅広く活躍し続けている吉田尚記氏。露出の多さを見れば、膨大な仕事をこなしているのは一目瞭然だ。

吉田氏はいったい、どんなタイムマネジメントをしているのだろうか?(取材・構成:塚田有香)

※本稿は月刊誌『THE21』12月号より一部抜粋・編集したものです。

 

娘は朝食、父は晩酌。朝の食卓が会話の時間

没頭できれば、仕事だろうと趣味だろうと家庭だろうと、どんな時間でも楽しめる。だから、吉田氏の中に仕事とプライベートの線引きは存在しない。

「僕は『超・公私混同』です。仕事でアニメの話をするのも楽しいし、娘と一緒にアニメを観るのも楽しい。僕に限らず、どんな職業の人でも、仕事とプライベートを厳密に分けることはできないんじゃないでしょうか。

人間の脳は一つで、『仕事モード』と『私生活モード』の脳があるわけじゃない。何をしていても、結局は、楽しいか、楽しくないかがすべてじゃないですか。

だから僕は、『家族サービス』という概念もわかりません。それって、家族といるのがつまらないってことですよね? 自分が一緒に楽しんでいれば、家族に対して『サービスする』という発想にはならないはずです」

とはいえ、これだけ忙しいと、物理的に家族との時間を確保するのが難しいのではないだろうか。

「そんなことないですよ。僕が朝まで仕事をして家に帰ると、娘はちょうど学校に行く前で、娘が朝食を食べている横で、僕は晩飯を食べながら一杯やる、というのが吉田家の朝の風景です。

娘が先生に『お父さんは何をしているの?』と聞かれて、『夜は帰ってきません』『朝からお酒を飲んでいます』と答えたので、学校に呼び出されたこともありましたが(笑)。

この朝の時間だけで、他の家庭の親子より、ずっとたくさん話をしてるんじゃないかな。僕の影響で娘も立派なオタクに育ったので、アニメや漫画の話ができるし、親子というより、話のわかる友達という感覚です。

昨年、英国の大英博物館で開催されたマンガ展にも、娘と一緒に行きました。それは、あくまで自分が楽しいから行ったのであって、娘も行きたいと言ったから一緒に行っただけ。サービスをしようと思った訳じゃありません。

家族と一緒だと楽しいと思えることはやるし、楽しくないことはやらない。楽しくないことのために、ムリに時間を作って家族につきあうのって、おかしくないですか?」

 

事務仕事は人が動かない「深夜」に片づける

効率は意識しないという吉田氏だが、もちろん時間をムダに使っているわけではない。仕事を円滑に進めるために、実践していることがあるという。

「オファーをもらったら、その場で仕事の概況を確認する。それが鉄則です。例えば、仕事の依頼のメールにファイルが添付されていると、『時間があるときに確認しよう』と後回しにする人がいますが、僕はすぐに開きます。

すると、『思ったよりボリュームの多い仕事だな』とか、『日付が間違ってるぞ』とか、予想外のことや連絡の行き違いもその瞬間にわかるし、早めに対応できますから。

ファイルを開かずに放置して、直前になって慌てて相手に問い合わることになったら最悪です。ざっと目を通すだけなら5分で終わることを、今やらない理由はありません」

また、事務仕事は、生放送の終了後、退社する前にやると決めている。

「普通の人はそんなに遅くまで仕事をしていないので、深夜になれば物事が動かなくなります。昼間、メールが飛び交っている最中に僕がリアクションを返しても、結局はそのあとでまた物事が動いて、最終的に全然違う話になっていることも多い。状況が固まってから処理したほうが、ムダがないし確実です。

それに、僕が『事務仕事は深夜にやる』と決めてしまえば、一緒に仕事をする人たちも、『吉田さんに今これを投げたら、夜中に処理するだろうから、明日の朝には返事が来ているはずだ』と予想がつきますよね。

すると周囲の人たちも、自分の仕事の段取りがしやすい。『あの人はいつもこの時間帯に事務処理をするんだな』とわかってもらえば、自分も周囲もラクになります」

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