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野球から学べる「人生にとって大切なこと」…有名監督2人が“指導”に込める想い

2021年07月09日 公開

井戸伸年(関メディベースボール学院GM・総監督)、橘田恵(履正社高校女子野球部監督)

井戸伸年、橘田恵
撮影:白岩貞昭

元プロ野球選手にして、生徒が殺到する野球スクール「関メディベースボール学院」の総監督を務める井戸伸年氏。そして、日本女子野球のパイオニアにして、強豪校である履正社高校にて女子野球部監督を務める橘田恵氏。

今回、井戸氏が書籍『「人が集まる」組織のしくみ』を発刊するにあたり、野球を心から愛する二人が、「野球と成長」について熱く語り合った。

 

コロナに振り回された2020年の「収穫」

【井戸】今日はお会いできて本当に嬉しいです。橘田監督率いる履正社高校女子野球部は2017年に全国大会優勝、今年も準優勝をされるなど錚々たる成績を上げてらっしゃいますね。

【橘田】こちらこそ、お会いできて嬉しいです。2020年は女子野球大会も中止になってしまったのですが、今年はなんとか開催されました。

【井戸】コロナ禍の影響はやはり大きいですか?

【橘田】一時的に休部を迫られるなど難しい場面もありました。ただ、それでも嬉しかったのが、今のところ退部者が一人も出ていないことです。私自身が驚いています(笑)。

【井戸】それは素晴らしいですね。

【橘田】監督の私がどうこうというより、部員一人ひとりが支え合っている、一緒に成長していっている、というように感じます。

 

「無理」と言われるほど燃えてくる!?

【橘田】井戸さんの「関メディベースボール学院」には、このコロナ禍の中でも応募者が殺到しているそうですね。あまり前例のない野球スクールを立ち上げるのには、ご苦労もあったのではないですか?

【井戸】私はどうも、あまり苦労を苦労と思わないようなところがあるようなんです。むしろ難しいことのほうが、「やってやろう」と燃えてくるのです。

例えば私は高校時代から「プロ野球選手になる」と言い続けていたのですが、周囲からは「無理だ」と言われ続けていました。でも、否定されれば否定されるほど燃えてくる。結局、社会人、アメリカのマイナーリーグを経て、プロに入ることができました。高校時代の監督は露骨に「嘘だろ」と言っていましたよ(笑)。

引退後、こうして「野球を教えることをビジネスにする」こともまた、大きなチャレンジでした。この事業は別の人が立ち上げた事業を引き継ぐ形で運営を始めたのですが、その際に負債も含めて引き継いだこともあり、やはり多くの人から「無理だ」と言われたものです。しかし、おかげさまでもう10年も続けることができています。

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