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ケント・ギルバート 日本の「リベラル」は、あまりに変

2018年03月13日 公開

ケント・ギルバート(米カリフォルニア州弁護士)

3月15日、ケント・ギルバート先生の最新刊リベラルの毒に侵された日米の憂鬱』(PHP新書)が発売開始! 日本での「リベラル」という言葉の使われ方は、どこかおかしい? もはやアメリカでは古臭い言葉? 本書の「はじめに」の一部を特別公開! 「リベラル」の噓に騙されるな!


 今や「リベラル」という言葉は、アメリカ国内では、語義矛盾を抱えた古臭い単語だと認識されているのです。ですから日本で、「私はリベラルです」と堂々と自称する人たちを見かけると、アメリカ人の私は、「私はナウいです」と自慢されているような印象さえ受けるのです。

 これから本書で詳述しますが、もともとアメリカでは、宗教的な戒律を重んじる生き方を「保守的(コンサーバティブ)」と呼んだのに対して、「わがまま」を主張したい人たちの発言や行動が「リベラル」とされていた側面があります。しかし現在では、少数者の権利を声高に主張し、彼らへの福祉政策を重視する立場をさすことが多くなっています。

 そのような人たちの活動が行きすぎて、かつては「リベラル=自由主義的」という意味合いだったのが、今ではともすれば「リベラル=全体主義的」なニュアンスを連想せざるをえない、とても息苦しい状況を招いているのです。

 まったく憂鬱なことに、少なくともアメリカでは、「リベラル」という言葉が、本来の「自由な」「寛大な」「開放的な」「度量の大きい」「偏見のない」といった意味から大きく離れて、今では真逆の「社会に毒をまき散らす存在」として認識されていることを、日本人はよく理解しておいたほうがいいと思います。

 特に、リベラルが「自由」とは真逆の、「全体主義的で息苦しい社会」を作り出してしまったことについては、残念ながらアメリカは日本よりもずっと先に行っています。日本人は「リベラルの功罪」について、自分の頭でよく考え、アメリカの失敗の現状と、その原因や対応策について学んでおくべきでしょう。絶対に、アメリカと同じ道を辿ってはいけません。

 端的にいえば、「日本人は本当に、日本を現在のアメリカみたいな息苦しい社会にしたいですか?」「リベラルの危険性に気づいていますか?」と、私はいいたいのです。

 本書では「リベラル」というものについて考え、現状の「リベラル勢力」が、いかにアメリカという国を蝕み、また日本の「自称リベラル」も、日本という国を現在進行形で蝕んでいるのかという現実を、皆さんにお知らせしたいと思います。



著者紹介

ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert)

米カリフォルニア州弁護士

1952年、米アイダホ州生まれ、ユタ州育ち。71年に初来日。80年、国際法律事務所に就職して東京に赴任。83年、TV番組『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、 一躍人気タレントへ。『夕刊フジ』金曜日連載「ニッポンの新常識」、まぐまぐメルマガ「ケント・ギルバートの『引用・転載・拡散禁止!』」などで論陣を張る。著書に、『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』 『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』(いずれもPHP研究所)などがある。 『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)は発行46万部余りの大ベストセラー。 

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