40歳から伸びる人、伸びない人の差はここだ!
2011年02月01日 公開 2024年12月16日 更新
40歳を過ぎたからといって人生の目標をあきらめていないだろうか。
人事採用コンサルタントの田中和彦氏は、これから実現したい"目標"を自己規制せずに書き出し、加えて"やらないことリスト"を作成することが大切だと語る。
どうして"やらないことリスト"が必要なのだろうか。田中氏は著書にて、40代から伸びる人になる目標設定の具体的な方法を解説する。
※本稿は、田中和彦 著『図解 40歳から伸びる人の習慣 』 より、内容を一部抜粋・編集したものです。
目標は思いついたものから自由にリストアップする
上手に仕事をするタイムマネジメントの手法を、そのまま上手に人生を送ることに応用して考えてみましょう。
考え方はいたってシンプルです。
□目的(人生の目標)は何か?
□その目標のための優先順位を考える
□それを実行するために、やることとやらないことを決める
どうですか? 仕事と同じですよね。
では、最初に、人生の目標について考えましょう。目標は、あまり難しく考えずに、思いついたものを自由にリストアップすることから始めるといいと思います。
そのときの注意点は、「どうせ無理だし、叶いっこないから、外しておこう」というような自己規制をしないことです。夢はあきらめた瞬間に可能性がゼロになります。
その夢や目標が、現実からかけ離れたものであっても、その距離を埋めていくプロセスにこそ、人生の喜びはあるのです。
40歳くらいになると、人生の目標も現実的なものになりがちです。「部長になる」「年収1000万円」などですね。それも構いません。ただ、できるだけ仕事以外の目標も書きましょう。
カテゴリーは、仕事以外に、家庭、趣味、社会などが考えられますが、あまり枠にとらわれないことです。
自分の気持ちに正直に「心の円グラフ」で優先順位を決める
次に、優先順位ですが、目標をリストアップしたら、それらを自分の「心の円グラフ」の中で比重を決めていきます。
実現できる可能性やそれにかかる時間などを考慮する必要はありません。
自分だけが大切にしたい目標を、大きな順に振り分けていくのです。
「ハワイに移住」が40%、「小説家デビュー」が30%、「息子が有名校に進学」が10%など、自分の気持ちに正直に「心の円グラフ」を分割してください。
「自分の子供のことより、小説のほうが大事なのは、親としてどうか?」などと考えてはいけません。自分の気持ちに正直なことが重要です。直感的に思った順番に円グラフを書いてみてください。
これを実現するには、どうしたらいいか?