日本の寿司は何位にランクインした?「世界のシーフード料理」ランキングTOP10
2026年10月30日 公開
食通たちの心を最も惹きつけるシーフード料理とは――。
クロアチア発のグルメデータベース「TasteAtlas」が、世界中の料理評価をもとにした最新ランキング「Best Seafood Dishes of the world」を発表しました。実際に現地で味わった人々のレビューを集計したこのランキングは、世界の食文化の現在地を映す指標として毎年注目されています。今回は、その結果とランキングから見える興味深い傾向を紹介します。
TasteAtlasとは?
クロアチア発のグルメプラットフォームで、数万種類の伝統料理に対する数十万件の評価を収集し、「料理」「都市」「地域」を対象に評価・ランキングするデータベースです。
TasteAtlas Awards 2024/25で発表された「100 Best Food Cities」(グルメ都市ランキング)は、データベースに登録されている15,478種類の食品に対する477,287件の評価を分析し、算定されています。
世界のシーフード料理ランキングTOP10
1位 ホタテパルメザンチーズ焼き(ペルー)
ペルーで前菜として親しまれている伝統料理。ホタテにバターやパルメザンチーズをのせ、表面をこんがりと焼き上げます。とろけたチーズの濃厚な味わいと、ホタテの柔らかな食感を楽しめる一品です。
2位 大トロ握り寿司(日本)
3位 中トロにぎり寿司(日本)
4位 ロイムロヒ(フィンランド)
サーモンやニジマスを木の板に固定し、焚き火の熱でじっくり焼き上げるフィンランドの伝統料理。一般的には海塩で味付けし、レモン汁や蜂蜜などで風味を加えます。薪の香りをまとった魚の味わいが特徴です。
5位 ホタテガイの殻焼き(スペイン)
スペイン・ガリシア地方の伝統料理。殻付きのホタテに、トマトソースや玉ねぎ、ニンニク、パン粉、パセリなどをのせ、オーブンでこんがりと焼き上げます。香ばしいパン粉とホタテの旨みが楽しめる一品です。
6位 イカのリング揚げ(トルコ)
トルコで親しまれているイカの揚げ物。厚めの輪切りにしたイカを牛乳に浸し、小麦粉や重曹、塩を使った衣をつけて揚げます。タルタルソースに似たソースやレモンを添えて食べるのが一般的です。
7位 海鮮丼(日本)
8位 タコス・ゴベルナドール(メキシコ)
エビやチーズ、玉ねぎ、トマト、コリアンダーなどをトルティーヤで包み、鉄板で焼き上げるメキシコ料理。エビの旨みと、とろけたチーズの組み合わせが特徴です。
9位 マグロの赤身の握り(日本)
10位 バタゴール(インドネシア)
魚のすり身を使った揚げ団子で、インドネシアの人気スナック。カマスサワラを使うことが多いものの、マグロやサバ、エビなどが使われることもあります。揚げた団子を一口大に切り、ピーナッツや醤油、チリソース、ライム果汁などを使ったソースをかけていただきます。
●1位に輝いた「ホタテパルメザンチーズ焼き」
今回1位に輝いたのは、ペルーの伝統料理「ホタテのパルメザンチーズ焼き(Conchitas a la parmesana)」です。殻付きのホタテにパルメザンチーズやバター、調味料を加え、高温で短時間焼き上げる料理です。
特徴は、チーズがとろけて泡立つほど熱々に焼き上げる一方、ホタテには火を通しすぎず、柔らかな食感を残すこと。ライム果汁やウスターソースを加えることもあり、濃厚なチーズの風味と魚介の旨みを楽しめます。
●日本からは4品がランクイン
今回のランキングで注目したいのが、日本料理の存在感です。2位の大トロ、3位の中トロに加え、7位には海鮮丼、9位にはマグロの握り寿司がランクイン。TOP10のうち4品を日本料理が占める結果となりました。
なかでも興味深いのは、マグロの握り寿司が3品も選ばれていることです。大トロ、中トロ、マグロの握り寿司がそれぞれ独立した料理として評価されており、マグロの部位による味わいの違いもランキングに表れています。
一方、1位のペルー料理をはじめ、フィンランドの焚き火で焼いた魚や、トルコのイカの揚げ物など、世界各地の多彩な調理法も上位に並びました。
魚介の持ち味を生かした日本料理から、チーズや香辛料を組み合わせた各国の伝統料理まで。世界のシーフード料理の奥深さが感じられるランキングとなっています。
※ランキングはTasteAtlas「100 Best Seafood Dishes in the World」(2026年10月15日更新)を参照。