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着てみたら「安っぽい服」を避けるには? 高見えする服を選ぶ1つのポイント

池上陽子(ファッションコンサルタント)

2026年06月11日 公開

忙しい朝、鏡の前で「今日は何を着よう」と迷った末に、結局いつもと同じ服を選んでしまう......そんな経験はありませんか?じつは「時短なのにおしゃれに見える人」には、ある共通の法則があります。さらに大人のファッションを格上げする鍵は、デザインよりも意外なところに隠されていました。ファッションコンサルタントの池上陽子さんによる書籍『服を味方にする「わたし」の魅せ方』より解説します。

※本稿は、池上陽子著『服を味方にする「わたし」の魅せ方』(三笠書房)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

迷ったときの王道コーディネートとは?

忙しい朝、着る服にあれこれ迷って、焦った経験はありませんか?どうしても時間がないときに、「これさえ着ておけば!」という王道コーデを決めておくと安心です。

おすすめなのが、ワンピースをメインにしたコーデ。

1枚でもサマになりますし、アレンジ次第で着回しもきくワンピースは、時短コーデの救世主です。

 ・ 本当に時間がないときは、着映えする柄ワンピをさらりと1枚で。
 ・ 会議や打ち合わせがあるときは、ジャケットを羽織ってかっちりした雰囲気に。
 ・ 帰りに友だちと会うときは、おしゃれ見えするよう無地ワンピに、アクセントカラーの小物を足して。
 ・ スタイルアップして見せたいときは、ベルトでウエストマークを。

こんなふうに、いくつかシチュエーション別のワンピースコーデを用意しておきましょう。きっと「忙しいはずなのに、いつもちゃんとおしゃれしている人」という印象が作れます。

なお、ワンピースは3着持っておくと用途ごとに着回しできて便利です。

まずはデイリー用の1着。普段着として使えるジャージ素材のものがおすすめ。次にきれいめの1着。AラインやIラインを意識したシンプルなものを。最後に、華やかな1着。写真映えを考えた勝負服として使えるものです。アクセサリーなどの小物も追加して、合わせながらコーディネートを楽しんでください。

 

「高見えするかどうか」を基準に素材をチェック

服を選ぶとき、デザインだけに注目していませんか?

若いころは、ペラペラの素材の服でも、デザインがよければそれなりにおしゃれに見えます。肌そのものにハリやツヤがあって、ボディラインにもメリハリがあるからです。

でも、肌の質感や体型が変化してくる大人はそうはいきません。いくらデザインが素敵でも、ペラペラでテカテカ光る安っぽい素材は、大人の肌をくすませ、体型もだらしなく見せてしまいます。

あなた自身の価値を下げてしまわないためにも、肌をきれいに見せてくれ、ボディラインを拾いすぎない素材を選ぶことが必要になってきます。

一方で、質のよい素材はお値段もそれなりなので、無理に全身そろえる必要はありません。インナーはプチプラでOK。

その代わり、長く着られるシャツやパンツ、カーディガンなどのベーシックアイテムは、ラグジュアリーな素材のものを選びましょう。

ざっくり分けると、次の3つが代表的な素材です。

 

① 天然繊維

ウール、シルク、綿、麻など。光を吸い込むので、落ち着いたシックな色合いになるのが特徴。

② 化学繊維

ポリエステル、ナイロン、アクリルなど。光を反射して、キラキラしたツヤを発するのが特徴。

③ 再生繊維

レーヨン、キュプラ、テンセルなど。自然の原料を化学処理したもの。とろみや落ち感があるのが特徴。

 

一般的には、天然繊維が最も高価で高級感がある素材です。

しかし、最近では「シルクライク」「リネンライク」「ウールライク」と呼ばれる化学繊維や再生繊維など、"高見え"するものが続々と登場しています。また、天然繊維は毛玉やシワができやすいものもあるため、"安見え"してしまうこともあります。そのため、天然素材を基本にしながらも、「高見えするかどうか」を基準に素材をチェックしてみましょう。

 

高見えする素材を選ぶポイント

"高見え"する素材を選ぶポイントは、次の5つです。

①ツヤやとろみのある素材を選ぶ

光があたったときにテカテカ安っぽく光らない、テロンとしたとろみのある素材は高見えします。

②レースやシフォンはプチプラを避ける
繊細なレースやシフォンは、質の差が表れやすい素材。プチプラアイテムは避けるのが無難です。

③柄物より無地のシンプルなものを選ぶ

柄の緻密さや色数などの細部に安物感が出てしまう柄物アイテムよりも、シンプルで色がたくさん使われていないアイテムを選ぶようにしましょう。

④透けていないものを選ぶ

インナーが透けてしまうような薄くてペラペラした生地は、チープに見えるので避けましょう。

⑤シワになりにくい素材を選ぶ

マメにケアできる人には天然素材がおすすめですが、お手入れが苦手ならポリエステルや、ポリエステル混の素材もおすすめです。光があたったときに安っぽく見えないかどうかチェックしましょう。

 

著者紹介

池上陽子(いけがみ・ようこ)

ファッションコンサルタント

香川県出身。文化服装学院スタイリスト科卒業。テレビや雑誌、webなどのメディアでモデル・タレント・ミュージシャン・キー局アナウンサーなどのスタイリングを10年以上おこなう。30歳で結婚・出産したことをきっかけに「女性が結婚や出産をしても、自分らしくきれいに輝けるサポートをしたい」と考え、プロとしてメディアで磨いたスタイリング術を一般の女性に対しても提供したところ、あっという間に人気ファッションコンサルタントに。メディアスタイリスト、ファッションコンサルタントとしてのスタイリング経験は約5000人にものぼる。2021年には「結婚や出産など、様々なライフステージに合わせて自由な働き方を選べる人を増やしたい」と、ファッションコンサルタントを育成する一般社団法人メディアファッションスタイル協会を設立。経験者から初心者まで100人以上を育成してきた。自身のファッションコンサルタントとしての技術・経験と、ビジネス指導をしてきた経験をベースに、トータルブランディングアドバイザーという新しい働き方も提案している。

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