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生き方

人付き合いが苦手な人が持っている「家族から受けた小さな傷」

山根洋士(「メンタルノイズ」カウンセラー)

2026年10月14日 公開

「どうせ自分なんて...」と、つい自分を責めてしまうことはありませんか?

なかなか自己肯定感が上がらない背景には、私たちが無意識のうちに抱えている「心のノイズ(メンタルノイズ)」が潜んでいます。メンタルノイズとは、これまでの人生で無意識に育ててしまった「考え方や解釈のクセ」のこと。胸のあたりがもやもや・ザワザワするとき、まさにこのノイズが作動しています。

人間関係や人付き合いに苦手意識を感じるのも、実はこのノイズが原因かもしれません。

本記事では、書籍『ありのままでラクに生きる練習』より、人付き合いが苦手な人が陥りがちなメンタルノイズの症状と、それを解消するための方法を解説します。

※本稿は、山根洋士著『ありのままでラクに生きる練習』(アスコム)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

人付き合いが苦手

【ノイズの症状あるある】

・人と仲良くなれない、距離感が縮まらず、なかなか打ち解けられない
・人と親密になると、自分から壁をつくって遠ざけてしまう
・人に仕事を任せるのが苦手で、いつも抱え込んでしまう
・誰かと一緒にいて気まずくなることがよくある、沈黙が苦手
・人を信用したいのに、人から裏切られることが多い気がする

人に近づくのが怖かったり、人と親密になると居心地の悪さを感じたり、人と一緒にいるとリラックスできなかったり...。

人とうまく付き合えない人は、ほかの人と適度な距離感をつくるのが、苦手な傾向があります。

どこまで心を開いていいのかわからないから、結局、誰に対しても心を閉じる。
そして、ひとりがラクだからと、ひとりでいることが多くなります。

 

「他人が怖い、裏切りノイズ」

人とうまく付き合えない人にあるのは、「他人が怖い、裏切りノイズ」です。

対人関係が苦手で、人を遠ざけてきたことで、人を見る目が養われずに、普通なら信用しない人を信用して、裏切られやすくなることもあります。逆に、対人関係は問題ないのに人に裏切られやすい人も、このノイズが影響しています。

このノイズが育つきっかけは、些細なことだったりします。

いつも優しい母親が、急に不機嫌になって怖い思いをする(人は信用できない)。大好きだった祖父母が亡くなってしまって悲しい思いをする(人に近づき過ぎると、痛い目を見る)。

そういった対人関係で突然傷つく経験が潜在意識の中に溜まっていき、いつしか「人は信用しないほうがいい」「安易に近づかないほうがいい」 というノイズになっていきます。

コミュ障だとか口下手だとか、自分に問題があると思いがちですが、実はそれはあなたが自分を守るためにつくり上げたノイズのせいなのです。

 

メンタルノイズを逆に利用する方法

実は、メンタルノイズには解消する方法と、逆に利用する方法があります。

「他人が怖い、裏切りノイズ」は、普通に生きていると、対人関係に問題が出たり、人から裏切られたりします。この特徴を逆に利用して、パッと見だと「苦手だな...」「あやしいな...」「うさんくさいな...」という人にあえて近づいてみる。この人はいい人だなと思った人とは、あえて一定の距離をとるようにしてください。

普段と逆の行動をすると、ノイズの影響を逆利用でき、人付き合いが苦手でも付き合ってくれる人や、本当に信用できる人と出会えるようになります。

著者紹介

山根洋士(やまね・ひろし)

心のクセを治す「メンタルノイズ」カウンセラー(心理カウンセラー)

一般社団法人メンタルノイズ心理学協会会長。大阪府出身。早稲田大学中退。情報誌編集者からノンフィクションライターとして独立。金銭的な成功を掴むものの、激務のあまり過労死寸前で緊急入院。入院生活で「なんのために生きるのか」を模索し、心理療法を学び始める。同時にFXトレーダーとして大きなお金を動かすストレスをセルフコントロールするために、独自のメンタルメソッドを開発。心理学だけでなく、数多くの経営者やスポーツ選手などへの取材経験、AIやロボット工学、脳科学などを取り入れたメンタルノイズメソッドは、従来のカウンセリングやコーチングでは解決できない心理的問題にアプローチする。カウンセラー&コーチ養成スクールのほか、お金の心理学、自己肯定感、願望実現などの心理学関係講座を主宰し、延べ受講生は2000名を超える。 著書『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)がメンタル本大賞2021優秀賞を受賞。そのほか、『聴く技術』(アスコム)など著書多数。

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