「想像力ゼロ」タイプ
相手の弱点やコンプレックスなどを平気で口にするデリカシーのない人。本人にしてみれば親切心や親しみから出た言葉かもしれないが、「これを言えば相手がどう思うか」という想像力が決定的に欠如している。他人を傷つけている自覚のない「天然型」と、意図的にひどいことを言って喜んでいる「策士型」がいるが、どちらもタチが悪く「やっかい」だ。
対処法
「私」を主語にして返すことで相手に「悪かった」と思わせる
→「私はあなたのことを信頼していたのに、ショックだった」
一般論や伝聞を装って抗議し、焦らせる
→「話が長い人は嫌われるってネットニュースで読んだよ」
「ルーズ」タイプ
他人の物を勝手に使い、借りた物も返さない。遅刻しても平気。自分と他人との境界線があいまいで、世間一般の常識やモラルに無頓着な人がこのタイプである。子供の頃から誰にも注意されなかったのか、「自分だけは許されると思っている」節がある。こちらが注意すると、「細かいなぁ」とまるで自分がおおらかな人間であるかのように振る舞う。
対処法
こちらもルーズさで応酬し、一矢報いる
→「ごめん、私も付箋もってないやぁ(といって、自分が使うときは引き出しから付箋を取り出す)」
「私」を主語にして返すことで相手に「悪かった」と思わせる
→「待たされる私の立場にもなって、考えてほしい」
「土足で失礼」タイプ
よく言えばフレンドリーだが、一方で相手の気持ちや都合を考えることなく、他人の気持ちに土足で踏み込んでくる失礼な人。他人との境界線があいまいで、適度な距離を取ることができないため、距離が近く、初対面の相手や仕事相手にも馴れ馴れしく話しかける。自分が他人と親しく話すのが好きだから、「相手もそう感じているに違いない」と思い込んでいる。
対処法
境界線を設定することで、領域を理解してもらう
→距離感の近い相手に「私は、メールは週1でちょうどいいんだよね」
リミットを設定することで、自分の都合を理解してもらう
→「30分だけね。この後に出かける予定があるから」