その疲れは「朝食抜き」が原因かも!?
2018年08月17日 公開 2023年09月07日 更新
ベストではなくベターな朝食を目指す
理想を言えば、他にもとったほうがいい栄養や食材はいくらでもあります。しかし、朝食にそこまで手間と時間をかけられないという人は多いはず。だったら、ベストよりベターを目指せばOK。例えば野菜なら、昼食や夕食でも「サラダを1品プラスする」など、比較的簡単にとることができるので、朝食では「野菜はできたら食べる」くらいに考えておきましょう。
それよりも、「これだけはやらない」という線引きを決めることのほうが重要です。私がお勧めしないのは、朝食を菓子パンだけで済ませること。糖質が多くて血糖値が上がりすぎるし、タンパク質やビタミンもほとんどとれません。今まで菓子パンだった人は、それ以外のパンに替えるだけで一歩前進。おにぎりにすれば、さらにベターです。
中には「そもそも朝は食欲がなくて食べられない」という人もいるかもしれません。
考えられる理由は、寝る直前に食べているか、夕食の量が多すぎるかのどちらかです。食事と食事の間は5~7時間空けるのが理想。夜遅くに夕食をとると、食べたものを消化しきれないうちに朝食の時間がきてしまうため、「胃が重くて食欲がない」状態になります。また夕食を食べすぎれば、やはり朝までに消化しきれず食欲が湧きません。
これも理想を言えば、夕食の時間を早めるのが最も効果的です。ただ、仕事の都合でどうしても難しいなら、「夜は朝食のつもりで軽く食べて、朝は夕食のつもりでしっかり食べる」と意識を切り替えてください。
帰宅が遅くなったら、夕食では朝食に食べるような納豆ご飯と味噌汁だけで済ませる。その代わり、夕食に用意してあった肉や魚などのおかずは朝食に食べる。こうして夜を軽く済ませれば、朝はちゃんとお腹が空くはずです。既婚者の場合、「妻がせっかく用意してくれた夕食を食べないわけにはいかない」という人もいると思いますが、「これは朝に食べるよ」と言えば、夫婦間に波風も立たないはず。