部屋から物が減らない人に教える「捨てられない思考」の捨て方
2020年08月07日 公開 2020年08月07日 更新
「保留」もアリだが期限を決めること
ここまでの話をワークショップですると、よくいただく質問があります。それは、「保留にするのはアリか?」です。
いきなり結論から言うと、選択基準を作って客観的に「不要」だとしても、どうしてもすぐに手放すことができない場合は「保留」にしても問題ありません。
ただし、たとえば半年~1年先の日付を決めて、そのときまでに使わなかったら必ず手放すようにしましょう。要は執行猶予のようなものですね。
ポイントは、期限を決めることです。もしその期限が来ても悩んでいるのであれば、再保留で、また期限を決めてください。
ただ、そこまで悩むのであれば捨てずに取っておけば良いと思います。無理に手放すことでモヤモヤを引きずってしまうのは本末転倒です。
思い出の品は捨てるべきか?
1年以上使っていないにも関わらず捨てらないモノといえば、そう、「想い出の品」ですね。卒業アルバムや大切な人からの手紙など、あなたのご自宅にも何かしら想い出の品があるかと思います。
想い出の品の必要・不要を判断するのはとても難しい問題ですが、基本的にはスペースがある限り取っておいて大丈夫です。なぜなら、想い出の品は後で買い直すことができないからです。
もし想い出の品を捨てる場合は、モノとしてではなく記憶と一緒にデータとして残すことをおすすめします。
たとえば、お子さんの工作などの作品は写真に撮ってデジタル化するのが良いでしょう。1枚はその作品だけを撮り、もう1枚はその作品を自慢げにしているお子さんの写真も撮っておきます。
要するに懐かしい想い出が想起できれば良いので、実はそのモノ自体にこだわる必要はないのです。