「副業ブームに乗って稼ぐ人」と「行動できない人」の決定的な差
2022年02月08日 公開 2022年02月08日 更新
政府が「副業元年」と名づけた2018年から数年が経ち、副業を解禁する企業が増え、それに伴い副業に対する人々の興味関心も高まりを見せている。
しかし「副業」をやってみたいと思っていても、「何をすればよいかわからない」「失敗したときのことを考えてしまう」「自分に向いている副業がわからない」などの理由で、実際には何も行動していない、という人は依然として少なくない。
どうすれば、最初の一歩を踏み出すことができるのか。その人が持つ強み・特技を発見することで、500人以上の副業・起業を成功へと導いてきたという仙道達也氏に、自分の特技・強みを発見して副収入に変えるコツを聞いた。
※本稿は仙道達也著『あなたの中に眠る才能を楽しくお金に変える! 「教える系副業」のはじめかた』(PHPエディターズ・グループ)より一部抜粋・編集したものです。
たとえ儲かることでも、苦手なもの・嫌いなものは続かない
一言で「副業」といっても、世代や境遇によって、そのイメージは実に多種多様です。
たとえば年配の方は、箱を組み立てたり、製品にシールを貼ったり、データ入力をしたり、主婦の方が家計を助けるために行う「内職」のイメージをもつことが多いようです。
一方、若い方の場合は、会社に勤めながら就業後や週末の空いた時間を使って行う、スモールビジネスをイメージすることが多いようです。よく言われるのが、「アフィリエイト」や「せどり」、そして個人輸入などのインターネットビジネスです。
その他、ライティング、デザイン、イラスト、翻訳など、専門性の高いスキルを「副業」として活かす人も増えています。
ただし、収入を得ることが目的の「副業」といっても、自分が好きで、興味関心をもっていて、さらに得意なことでなければ続けるのは難しいものです。
これは会社での仕事を考えてみてもわかります。その仕事にまったく興味をもてず、何の意義も感じられず、適性もないと考えているとしたら、たいていの人は転職を考えるはずです。それは「副業」であっても同じことなのです。
自分の行動履歴から強み・特技を見つけ出す
人は自分自身のことについては、意外と盲点が多いものです。「本当に好きなこと」は、それにどれだけ時間やお金を使ってきたかといった「行動履歴」から知ることができます。
まずは紙を用意して、これまで自分がやってきたことを、できるだけたくさん、書き込んでみてください。
このとき「恥ずかしい」とか「照れくさい」といった気持ちは捨ててください。自分の心に素直になって、できるだけ自分の良いところや好きなところを感じながら取り組んでみましょう。
また、〇年やっていた、〇件手掛けてきた、などというように、できるだけ数値やデータを使って具体的、客観的に書くことを心がけてください。そうすることで、「たいしたことない」とか「こんなのはよくあること」といった、自分への過小評価を取り除くことができます。
もし、行動履歴からでは、強み・特技が見えてこなかった場合でも、問題ありません。次に、副業につながる「自分の強み・特技」を見つけ出すヒントを4つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。