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ズルい! 発想術

2016年03月02日 公開

加藤昌治(博報堂PR戦略局)

限られた時間でもアイデアは量産できる

「明日までに、新商品のアイデアを10本考えておいてくれないか」。上司や取引先からのムチャ振りで、短い時間に多くのアイデアを求められることは少なくない。時間が限られる中、アイデアを量産するにはどうすればいいのか。『発想法の使い方』などアイデア発想に関する著書を多数持つ㈱博報堂の加藤昌治氏に、その要諦をたずねた。

 

「すごいアイデアを」という発想を捨てる

 思考ツールに関する本を多数書いているからか、「斬新なアイデアを効率よく生み出す思考ツールはありませんか?」と聞かれることがよくあります。しかし、ツールよりも大切なことがあります。それは「斬新なアイデアを生み出そう」という考えを捨てることです。

 私は広告会社で20年以上企画職に携わり、何百人もの人々と企画打ち合わせをしてきました。また、アイデア出しのワークショップも主宰しています。その中で実感したのは、斬新なアイデアを次々と出す人などほぼいない、ということです。一発ですごいアイデアを出すのは、一握りの天才だけ。普通の人は、アイデアを20~30個出したうち、面白いアイデアが1つか2つあれば、上出来でしょう。

 ですから、「斬新なアイデアがすぐ出てこない」と思い悩む必要はまったくありません。

 平凡でも、つまらなくても良いので、とにかくたくさんのアイデアを出すことです。たとえば、新しい携帯電話を開発するとしましょう。「ボディが透明」「長さが5㎝」「夜道で光る」など思いつくままに描き出します。

 そんな姿勢で、気楽にアイデアを描き出していくと、1つや2つは光るものが出てくるもの。これなら、気軽にできるはずです。

 それでも思い浮かばなければ、思考ツールの出番です。「これさえあれば誰でも良い発想が思い浮かぶ」という万能なツールはありませんが、いろいろと試してみると、自分に合ったツールが見つかるはず。

 思考ツールは無数にありますが、ここでは「属性列挙法(図1)」「パーソナルアナロジー法(図2)」「マンダラート法(図3)」をご紹介しておきますので、参考にしてみてください。

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著者紹介

加藤昌治(かとう・まさはる)

〔株〕博報堂PR戦略局 部長

多数の民間企業の新商品発売・新事業開始などのマーケティングPR領域と、M&A・事業統合・社名変更などのコーポレートPR領域の戦略・企画立案、実施を担当。2005年度に日本PR協会主催の「PRアワード」でグランプリを受賞。著書に『考具』(CCCメディアハウス)『発想法の使い方』(日経文庫)など。

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