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真面目だけれど不器用。「商売繁盛」はまだまだ遠い(ブルガリア)

2016年10月05日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(14)石澤義裕(デザイナー)

歴史はあれど、EUでの存在感は希薄


陽気なトラックドライバー。

違法ではないけれど不適切な軽自動車に股がり、南アフリカを目指す熟年放浪夫婦です。
生活費を稼ぎながら旅を続けるハイブリッド生活も、はや11年。ナニをやらせても無知なるがゆえに、探検・冒険の日々を送っております。ブルガリアまで転がりました。

 

ヨーグルト発祥の地だけに長生き……ではない!?

ブルガリアは、面積的には世界一使われているかもしれないキリル文字の発祥地です。ではありますが、発明したのはギリシャ人。このちぐはぐ感に、性根が透けて見えます。

例えば、ブルガリアといえばヨーグルト。

ブルガリアの乳酸菌が腸内の腐敗を防ぎ、不老長寿で元気ハツラツと歌ったのは、実のところロシアの学者です。

世界一長生きしているかのようなイメージですが、平均寿命は世界で80位。
ぜんぜん長生きしていません。

日本の納豆菌とジョイントしたり、死亡届を出すのをトボケたりしてでも、もう少し矜持ってものを見せてほしいものです。

ヨーロッパでは、最古の国のひとつに数えられる歴史の持ち主。また、世界でもっとも古い黄金遺宝が発見された、金運のありそうな土地柄。

それなのに、EUに参加できたのは2007年という“お取り扱い”を受けています。クロアチアがEU入りするまで、GDPランキングEU版の万年最下位だった、お寒い懐事情なのです。

欧州の最長老としての見栄や気取りがなく、偉ぶらず、田舎臭さが漂う朴訥さがウリですが、真面目に働くものの、微妙に不調法もの。

アイデア先行で心がともなわなかったり、心がこもっても伸び悩んだりしています。

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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