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疲れを溜めない「戦略的『睡眠』習慣」とは?

2017年12月21日 公開

<連載>MBA医師が教える 40代からの「疲れリセット」術(2) 裴 英洙

「眠る力」の衰えを「質」でカバーする!

40歳前後になると出てくる「疲れがなかなか取れない」「若い頃のように働けない」という悩み。「疲労」はなくすことができないとしたら、私たちはどのようにつきあっていくべきなのだろうか。第2回のテーマは「睡眠」。医師であり、コンサルタントとしても活躍する裴英洙氏に、疲れをリセットする睡眠術についてアドバイスをいただいた。

 

睡眠はビジネスマンの「明日への投資」

「疲労には3つの種類がある」と、前回お話ししました。①筋肉の酷使で起こる肉体的疲労、②人間関係のストレスなどによる精神的疲労、③長時間のパソコン作業などによって起こる目や脳の神経的疲労です。

 これらを解決する最大の方策が「睡眠」です。質の良い睡眠を取れば、3つの疲れのいずれも、軽減することは可能です。

 その理由は、睡眠の2つのタイプにあります。睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と、すやすや・ぐっすりと深く眠る「ノンレム睡眠」があり、それぞれ違った役割を持ちます。レム睡眠は「頭と心の疲れ」を、ノンレム睡眠は「身体の疲れ」を中心的に癒す役目があるのです。

 睡眠中には成長ホルモンが分泌され、日中の活動で傷ついた身体の組織を修復します。同時に、脳内の記憶や感情を整理したり、メンタルの状態も整えます。ですから、眠るときはレム睡眠とノンレム睡眠の両方を取る必要があるのです。両者は一定の周期で交互に訪れますが、寝入りばなはノンレム睡眠が出やすく、次第にレム睡眠の出現が多くなります。つまり、ある程度の時間を眠らないと十分なレム睡眠が取れず、頭や心の疲労が取れにくい状態となります。

 ですから、睡眠を削ると頭や心に疲労が残り、パフォーマンスが下がって大きなミスや事故につながる恐れもあるのです。

 一流のビジネスマンは、睡眠を大事にし、とくに大事な仕事に際しては「前夜の就寝時間」をきちんと設定します。この「一日の仕事は前夜の十分な睡眠から始まる」という考え方は、働く人に必須の視点です。睡眠を、翌日の仕事への「投資」と考えることが、疲れない身体と高い成果の基盤となるのです。

通勤時間のうたた寝は疲れを増やすだけ >

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著者紹介

裴 英洙(はい・えいしゅ)

ハイズ〔株〕代表取締役社長/医師/医学博士/MBA

1972年、奈良県生まれ。金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科に勤務。医師として働きながら、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネス・スクール)を首席修了。ビジネス・スクール在学中に、医療機関再生コンサルティング会社を設立。現在も医師として臨床業務をしつつ、医療機関経営に関するアドバイスを行なう。著書に、『一流の睡眠「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略』(ダイヤモンド社)など。

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