ホーム » THE21 » スキルアップ » 今さら聞けない「フェルミ推定」。本当の意味とは?

今さら聞けない「フェルミ推定」。本当の意味とは?

2018年06月12日 公開

永野裕之(永野数学塾塾長)

シカゴの調律師から、人間の細胞数まで「ざっくり」つかむ

「一流企業の面接に使われる」などの理由で、「フェルミ推定」という言葉を知っている人も多いだろう。人気数学塾塾長を務める永野裕之氏は、その意味を「だいたいの値を知るための方法」とし、ビジネスマンにとっても不可欠な能力だと指摘する。フェルミ推定の意味と具体的方法を教わった。

 

一流企業の面接として使われる「フェルミ推定」

これからご紹介するフェルミ推定というのは、簡単に言ってしまえば「だいたいの値」を見積もる手法のことです。

「最適桁数(多くは1桁)」の数字を使ってさっと概算ができる能力はビジネスマンにとって非常に重要です。これができれば、周囲はあなたを「数字に強い人」だと評価してくれることでしょう。

「フェルミ推定」という言葉を聞いたことがある人は少なくないと思います。特に最近では Google やゴールドマン・サックスといった一流企業の就職試験の面接問題として、フェルミ推定の問題がよく出題されるため、注目を集めるようになりました。

実際多くの企業で、東京にはマンホールがいくつあるか?とか中国における紙おむつの市場規模はどれくらいであるか?とかボーイング747機にはゴルフボールがいくつ詰め込めるか?等といった問題が出されています。企業はこの種の問題を出題することによって、就職希望者の素早い判断力と現実世界の問題に対して「数字を作る能力」を測っているわけです。

しかし少なくとも私が学生だったおよそ20年前は「フェルミ推定」という言葉はありませんでした。「フェルミ推定」は、2004年に出版されたスティーヴン・ウェップ著『広い宇宙に地球人にしか見当たらない50の理由―フェルミのパラドックス』(青土社)の中で初めて使われたと言われています。

「だいたいの値」を見積もる達人だったフェルミ >

癒しフェア2018 東京(8月)、大阪(3月)出店者大募集!!

著者紹介

永野裕之(ながの・ひろゆき)

「永野数学塾」塾長

1974年、東京生まれ。暁星高等学校を経て東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。レストラン経営、ウィーン国立音大への留学を経て、現在は個別指導塾・永野数学塾(大人の数学塾)の塾長を務める。これまでにNHK、日本経済新聞、プレジデント、プレジデントファミリー他、テレビ・ビジネス誌などから多数の取材を受け、週刊東洋経済では「数学に強い塾」として全国3校掲載の1つに選ばれた。プロの指揮者でもある(元東邦音楽大学講師)。著書に『東大教授の父が教えてくれた頭がよくなる勉強法』『数に強くなる本』(PHPエディターズ・グループ)、『大人のための数学勉強法』(ダイヤモンド社)など多数。

関連記事

編集部のおすすめ

「1メートル」が今の長さになった理由とは?

永野裕之(永野数学塾塾長)

数に強い人は、数字に隠された「ストーリー」を語る!

永野裕之(永野数学塾塾長)

そもそも「数に強い」とはどういうことか?

永野裕之(永野数学塾塾長)


WEB特別企画<PR>

アクセスランキング

WEB特別企画<PR>

  • Facebookでシェアする
  • Twitterでシェアする
癒しフェア2018 東京(8月)、大阪(3月)出店者大募集!!

話題のビジネス・スキルをやさしく解説するとともに、第一線で活躍しているビジネスパーソンの
プロのノウハウを紹介するなど、「いますぐ使える仕事術」が満載されています。