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家計の盲点! ペットを飼うにはいくらかかる?

2018年09月27日 公開

菅原直子(ファイナンシャルプランナー)

病気や怪我で思わぬ出費も

 家計の中で、気がつかないうちに大きな負担になりがちなのが、ペットにかかるお金だ。愛する家族の一員のために、ついつい出費がかさんでしまうケースもある。これからペットを飼うことを検討している人が知っておくべき、ペットにかかるお金について、ファイナンシャル・プランナーの菅原直子氏に聞いた。

 

種類や飼い方次第だが、目安となる金額は……

 ひと口にペットと言っても、様々な種類の動物がいて、それぞれ、かかる費用が違います。

 代表的なペットであるイヌやネコの場合、最低限必要なのは、エサ代とトイレ周り(砂やシート)にかかるお金です。これらは、ペットが亡くなるまで、ずっとかかり続けます。昔と違って、最近は15~20年生きることが珍しくありませんから、毎月かかる費用は少額でも、合計すると大きな金額になります。

 また、エサは、商品によって数倍もの値段の違いがありますから、どのエサを選ぶかによって、金額がかなり違ってきます。

 イヌであれば、年1回の狂犬病の予防接種が法律で義務づけられているので、数千円ですが、その費用もかかります。

 その他、おもちゃ代やトリミング代、ペットホテル代、洋服代なども、飼い主がかけるだけ、かかってきます。

 フローリングだとイヌやネコの足腰に負担がかかるのでカーペットに貼り換えたり、大型犬のために軽自動車ではなくワゴン車を買ったりといった、間接的な費用がかかる場合もあります。

 このように、イヌやネコに限っても、かかる費用を一概に計算することはできませんが、直接的にかかる費用の目安として、アニコム損害保険が発表している平均金額(「毎年恒例! ペットにかける年間支出調査〈2017年〉」)を紹介すると、

●イヌ 年間約45万円
(超小型犬 年間約38万円
 大型犬 年間約61万円)
●ネコ 年間約21万円

 だということです。

 ただし、これはペット保険を契約している人が対象の調査ですから、加入していないペットも含めた平均額は、異なる可能性があります。加入していなければ保険料ぶんが安くなるものの、病院代は高くなることが考えられるからです。

 歳をとると、介護にお金がかかることもあります。飼い主が高齢になって世話が大変になり、大型犬を施設に預けると、月に10万円かかることも珍しくないようです。

 ペットは、いったん飼い始めたら、家計の負担になるからといって、飼うのをやめるわけにはいきません。家計の中からペットに出せるお金を見積もったうえで、その範囲内で飼えるペットを選ぶことが必要でしょう。

 また、飼い始めてみないとわからない費用もありますから、余裕を持った見積もりをすることが大切です。

 我が家はマンションで、カメを放し飼いにしているのですが、フローリングに甲羅を打ちつけながら歩くので、階下に響かないようタイルカーペットを敷き詰め、時々、交換しています。そんな費用をかけることになるとは、実際に飼い始めるまで考えもしませんでした。

 

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著者紹介

菅原直子(すがわら・なおこ)

ファイナンシャルプランナー

外資系生命保険会社・同代理店を経て、1997年にファイナンシャルプランナー資格を取得。子供と保護した12歳のネコとミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を飼っている。

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