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生まれ変わった「奇跡の国」の、表現力に乏しい人々(ルワンダ)

2018年09月05日 公開

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(37)石澤義裕(デザイナー)

大虐殺の遠因は聖書にあった?


どこの家にもいる夜間の守衛。晩飯付きですが、ベッドはありません。

軽自動車で、地球半周中の流れ者です。

札幌市から走り出し、去年の暮れに南アフリカにゴールイン。
折り返して北上し、赤道の手前ルワンダにいます。

今回は小咄から。

ずいぶんと昔のことです。

酔っ払った父さんが裸で寝てしまい、兄さんと弟が裸を見ないように目を背けて服をかけ、ボクは眺めていました。

あとで父さんがひどく怒りまして
「ハムーっ!」
ハムはボクの名前です。

「裸を見たな!」
「貴様なんか、呪われてしまえーっ!」

色白肌が真っ黒になり、頭は天然パーマに。

「それだけじゃ済まないぞ、しもべのしもべ刑だ!」

なんですか、それ?

ま、たいしたことはないべ、とタカをくくっていたら、全裸逆ギレオヤジの真骨頂。

950歳まで生きたのに呪いを解いてくれませんで、旧約聖書に「ハムはしもべのしもべ」と永久掲載。

それを都合よく免罪符にしたのがヨーロッパ人で、子々孫々、奴隷扱いです。

元白人で今黒人という呪いを政治利用した国の影響もあり、巡り巡ってつい先日、というのは阪神・淡路大震災のたった1年前ですが、大虐殺に遭いました。

我らハム系と言われるツチ族が、フツ族に殺されたのです。

100日間で100万人!

1日に1万人も殺されるほど、差がある民族ではありません。

酔っ払い父さんの裸が、命運を分けたのです。

東京以上に安全? 完全に生まれ変わったルワンダ >

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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