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情報整理がグンと楽になる「魔法のメモ術」とは?



2019年10月14日 公開

野口悠紀雄(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問/一橋大学名誉教授)

「『超』メモ帳」なら、情報を無限にためて瞬時に引き出せる


写真撮影:まるやゆういち

 

 AIのパターン認識能力の向上やデータのクラウド保存で、これまでは不可能であったことが可能になっている。こうした技術を個人の発想作業でどのように活用できるのか?

※本稿は、野口悠紀雄著『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)の一部を再編集したものです。

 

待ち望んでいた技術が実用的になった

 メモは、発想にあたって非常に重要な道具です。

 ところが、これまで、メモを取るのは決して簡単なことではありませんでした。

 メモ用紙が手元にあるとは限りません。あったとしても、それに書くのが簡単ではありません。

 したがって、重要なことだけをメモしようとします。あるいは、後になって考えがまとまってからメモしようとします。しかし、このようなことをやっていると、考えていたことを忘れてしまうのです。思いついたことを直ちにメモして逃さないようにするのは、大変重要なことです。

 しかも、これまでは、メモに書いても、その紙片が行方不明になってしまうことが頻繁に生じました。紛失しないためには、紙片に書いたままにせず、PCに記録するなどの手間が必要でした。これも、決して簡単なことではありませんでした。

 ところが、こうしたことに関する条件が、ここ数年で大きく変わったのです。それは、AIを用いた音声認識機能を使って、誰でもスマートフォンで簡単にメモを取れるようになったことです。スマートフォンに向かって話すと、瞬時にテキストの文字列に変換してくれます。

 スマートフォンは、どこにでも持っていけて、いつでも使えるので、いつでもどこでも、思いついたことを実に簡単にメモできるようになりました。しかも、そのメモを紛失することがありません。

 上に述べたメモに関するすべての問題が、音声メモによって解決されたのです。

 また、最近ではスマートフォンで写真をとることが簡単になったので、紙にメモを取っても、写真をとっておけば、紛失することはなくなりました。

 こうして、メモの新しいシステムを作ることが可能になっています。

 

ポイント メモは非常に重要だが、これまでは紛失などの問題があった。スマートフォンの音声入力機能を使うと、この問題を解決できる。

 

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著者紹介

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)

早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問/一橋大学名誉教授

1940年、東京都生まれ。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、イェール大学Ph.D(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2011年より現職。著書に、『「超」整理法』(中公新書)、『「超」AI整理法』(KADOKAWA)など、ベストセラー多数。

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