日本の常識は捨てよ！アフリカ起業で成功する７つのコツ

坂道でジャッキをかけるレソト人

TIPSその２の業務細分化は、日本人の想像の１００分の一くらいまでみじん切りして、TIPSその３を足してください。

ウガンダの建築現場では、

「コンセントや棚は、水平垂直に取り付けること。同じネジを使い、最後まで締めること」

日本人なら言わないですよね、こんなこと。しかし、このひと言がなかったために、新築マンションのコンセントから照明のスイッチ、取り付け家具に至るまで、およそすべてのものが斜め。ネジの種類はばらばらで、最後まで締めたり半分でやめていたり。

セネガルでは、階段の幅と段差が不揃いでした。お年寄りが上り下りしたら、半分は転げ落ちるに違いない天国への階段です。

道具を使う業務なら、使い方も教えなければなりません。

レソトの車の修理屋は、坂道でジャッキをかける暴挙。ジャッキは平地が常識だろ！と思っては負けです！

TIPSその４は、「常識論は非常識！」

案の定、ジャッキが外れて九死に一生を得ていましたが、再び繰り返すあたりに、１万年以上続く三つ子の魂を感じます。

モーリタニアの寒村の青年。俳優になれそうなくらいハンサムなのに、村にはラクダしかいない。

公私の区別はないと考えよ

仕事の優先順位も明確にしてください。

ナミビアのホテルでは、宿泊客が「朝飯、まだですか？」って催促しているのに、今すぐに!と返事をしたあとで、シャワーを浴びたスタッフです。

TIPSその５は、「公私の区別はない！」

服装も指示したほうがいいです。

先ほどのナミビアの女性スタッフは、シャワーを浴びたあと、バスタオル一枚をカラダに巻いただけで、朝食を作っていました。これがまたびっくりするほどのダイナマイトボディだったので亭主の教育に悪いです。ちなみにTPOは和製英語なので、アフリカでは通用しません。

服装ついでに、仕事をする態度も無視できません。

タンザニアのレストランの門番は、あろうことか門の横で寝そべっていました。不審者を入れない、そして門を開けるという業務は確実にこなしていましたが、やはりあれはどうかと思うわけです。